クラス対抗戦、俺の視点
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待ちに待った?クラス対抗戦(笑)が始まる。
ぶっちゃけ興味ないのでぶらぶらしていたら、のほほんさん(織斑がそう呼んでた)と簪がいた。
「よう、簪」
「…あ、黒鉄くん…」
「てっつーだ〜」
「その呼び方はやめてくれ…」
黒鉄→鉄→てっつー という過程らしい。正直織斑に対するおりむーよりひどい気がする。
「…黒鉄くんのことだから席をとっていたと思っていたけど…」
「退屈な試合になりそうだからとらなかった。お前の試合の時の席は確保しているよ」
「…あ、ありがとう…」
頬を染めるな、こっちが気恥ずかしい。
「てっつーはかんちゃんには興味あるの?」
「機体の開発を手伝ったんだ。どれほどの出来か気になるじゃないか」
あれ?簪がムスっとした。何でだ?
「かんちゃん本人のことは?」
「ノーコメントで」
やべぇ、ペースに呑まれてる。このままだとまずい。
「話してあげなよ〜。かんちゃん期待してるよ〜」
「…今回の試合で最も注目してるよ」
白状することにした。
「…本当に…?」
「あ、ああ」
可愛い。興<いかん、そいつには手を出すな
でも脳内でISTD警報が鳴り響いている。
「あ〜。てっつー赤くなってる〜」
やめてくれ…。
「とにかく、試合、楽しみにしてるぞ…」
それだけいってまたぶらぶらする。これ以上ここにいたらヤバい。
そのとき、警報が鳴り響く。
突如出現した所属不明機、それはアリーナ中央に佇んでいる。
「フルスキンの機体、何者だ?」
異様に長い腕、崩れた人型、明らかに異形の機体だ。
その所属不明機は織斑とその対戦相手、中国代表候補生の凰鈴音とかいったか?それと交戦を始める。
戦況は明らかに劣勢。相手のスペックが違いすぎる。次々に繰り出されるレーザー、高い機動性、あれほどのレベルで実現した機体があったとはな。
ちなみに、デルタカイはどちらにおいても上回っているが、それはジェネレーターのおかげである。ジェネレーターがなければデルタカイは白式よりエネルギー消費の激しい機体になっただろう。
攻防の末、白式は[零落白夜]を当てるが、倒しきれず捕まる。だか、そこで突如乱入したオルコットの集中砲火が浴びせられる。倒した…と思ったが、所属不明機は最後のあがきと言わんばかりに織斑にレーザーを放った。
その時なぜか織斑はレーザーに突っ込んだ。
あいつ、何がしたかったんだ?
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