暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
そして、影は闇に戻る。
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シャドー!!』
今度は両手からシュリケン状のエネルギーが現れ、それをモドキにぶつける。
「まだまだ。詩乃の痛みはこれだけじゃねぇぜ?」
『タイヤコウカ〜ン!ジャスティ〜ス!ハンター!!』
今度は手にジャスティスゲージを持ち、それで叩く。叩く。叩く。
「フザケルナァアアアア!!!」
「よっと」
刃をジャスティスゲージで受け止めると、すぐに新しいシフトカーをレバーにして、シフトブレスに装填、倒す。
『タイヤコウカ〜ン!スピ〜ン!ミキサー!!』
ジャスティスタイヤがロイミュードの顎を捉えると、数歩下がり、その隙にスピンミキサータイヤを斜めに装填する。
『ヒッサーツ!フルスロットル!ミキサー!!』
再びアドバンスドイグニッションを回し、レバーを倒す。
途端、タイヤから生コンクリート弾が発射され、ロイミュードの動きを阻害する。
「お次は!!」
『タイヤコウカ〜ン!マッシブ!モンスター!!』
今度は、マッシブモンスタータイヤが装填され、両手にモンスターの顎が装備される。
『ヒッサーツ!フルスロットル!モンスター!!』
「モンスクラッチ!!」
マッシブモンスタータイヤから舌が飛び出て、モドキを拘束すると、エネルギー体のモンスターで噛み砕く。
当然、モドキは吹っ飛ぶ。
『翔夜、そろそろフィニッシュと行こうか』
「ああ、他のシフトカー達には悪いけどな」
『タイヤコウカ〜ン!タ〜イプスピ〜ド!!』
再びタイヤコウカンして、タイプスピードタイヤに戻すと、シフトブレスを操作する。
『ヒッサーツ!フルスロットル!スピード!!』
途端、何処からかトライドロンが現れ、俺の周囲を旋回し始める。
そして、モドキにはタイヤ型エネルギーが包囲し、吹き飛ばす。
「ハァアアアアアアアアッ!!」
旋回するトライドロンと、モドキを交互に蹴り、反射、加速しながら連続で蹴る。
「スピー………ドロップ!!」
最後に強烈な蹴りをかますと、モドキは吹き飛び、身体を元の人間体に戻し、近くにロイミュードのバイラルコアが転がっていた。
『……フム、外れのようだ。この人間はバイラルコアによって人間のままロイミュードになれたのだろう』
「どうでもいい」
俺は変身を解くと、そのまま突破(バースト)停止(アウト)コマンドを叫び、元に戻ると、詩乃を見る。
「詩乃、遅くなってーーーー」
「馬鹿!!」
「悪い……」
俺の言葉を中断させ、俺に抱きつく。
「怖かった……死ぬかと思った……」
「……そうだな」
俺は詩乃をきつく抱き締める。
「遅くなって悪かった。依頼人のくそ眼鏡が電話に出なくてな、思ったより時間を食われた」
「でも……来るならもう少し早く……!!」
嗚咽が混じりながら詩乃は言う。
「本当に……馬鹿なんだから……」
「悪かったよ……」

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