第2部 風のアルビオン
第2章 王女の憂鬱
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
れた。
ノックは規則正しく叩かれた。
ルイズは急いでブラウスを身につけ、立ち上がる。
そして、ドアを開いた。
そこに立っていたのは、真っ暗な頭巾をすっぽりと被った、少女だった。
辺りを窺うように首を回すと、そそくさと部屋に入ってきて、後ろ手に扉を閉めた。
「あなたは?」
ルイズは驚いたように声を上げた。
少女は頭巾を取った。
現れたのは、なんとアンリエッタ王女であった。
「姫殿下」
ルイズが慌てて膝をつく。
ウルキオラは気にせずに椅子に座り足を組んで本を読んでいる。
アンリエッタは涼しげな、心地よい声で言った。
「お久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ