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ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第2部 風のアルビオン
第2章 王女の憂鬱
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れた。

ノックは規則正しく叩かれた。

ルイズは急いでブラウスを身につけ、立ち上がる。

そして、ドアを開いた。

そこに立っていたのは、真っ暗な頭巾をすっぽりと被った、少女だった。

辺りを窺うように首を回すと、そそくさと部屋に入ってきて、後ろ手に扉を閉めた。

「あなたは?」

ルイズは驚いたように声を上げた。

少女は頭巾を取った。

現れたのは、なんとアンリエッタ王女であった。

「姫殿下」

ルイズが慌てて膝をつく。

ウルキオラは気にせずに椅子に座り足を組んで本を読んでいる。

アンリエッタは涼しげな、心地よい声で言った。

「お久しぶりね。ルイズ・フランソワーズ」
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