第2巻
戦姫同士の睨み合い
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するほどである。
「もう。喧嘩はダメでしょ、二人とも」
彼女の笑顔も、言葉も、他愛のない悪戯心のように子供を叱るように見えるが、こういうタイプに年齢を聞くと後悔する時がある。迫力は感じないが、エレンとリュドミラが感じないほどの怒気がソフィーヤから感じたようだ。我はリュドミラの後ろからではなく、ソフィーヤの反対側から空間から出たがまだ三人は気付いていない。気付いたのはアリファール・ラヴィアス・ザートだけだ。
「全く・・・・どうしてあなた達は、顔を合わせると喧嘩しかしないのかしら」
「「この女が」」
『パシィィィィィィィイン!パシィィィィィィィイン!』
反射的に、エレンとリュドミラは異口同音に答えて相手を指差すので、我のハリセンによって二人の頭を叩いたのだった。睨み合いが始まったので、ソフィーヤはもう一発錫杖で二人を叩こうとしたら我が先に叩いたので、そのハリセンを見ていたのだった。
「いったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!誰だ、後ろから叩く愚か者は!」
「同じくよ、戦姫はここにいる三人だけ。その戦姫を叩く者はそれ相応の罰が下るわよ!地味に痛い」
二人とも後ろを向いたら目の前には、ハリセンを持ちながら金色の髪・衣・肌色を持ち、6対12枚の翼を展開しながら翼を動かしながら着地したのだった。そしてハリセンを持った左手を持ちながら、左右の目の色が違う眼で見たのだった。
「後ろから叩いた愚か者は戦姫よりも上位の者だが、我の事を知らんようだな?」
「そ、そ、そ創造神黒鐵様!!!!!!!!」
「プトレマイオス神国王がなぜこんなところに!謁見の間から帰ったと思ったのに!」
「我は確かに用が済んだから、立ち去ったが何やら竜具が騒いでおったのでな。ここに来てみたのだ、我がここにいてはいけないのか?それとアリファールの主であるエレオノーラ=ヴィルターリアはザートの主であるソフィーヤ=オベルタスに用があってここにいたのではないのか?」
「そ、そうであった。ありがとう、ソフィー。お前が口添えをしてくれて助かった、それと黒鐵様が本当に登場するとは思いませんでした。あのままでしたら、長続きになりそうでしたので」
「あらあら、あなたは長引くとボロが出てしまうものね。それと私もだけど一番は創造神黒鐵様が登場してからだと私は思うわ」
「ボロ、程度で済む訳がないわ。戦姫全員の尊厳が失われるような言動をしてもおかしくないわね、それに七戦姫が持つ竜具を使いこなすとはさすがの私でも驚きよ。まさかプトレマイオス神国王が見れるとは思ってもみなかった」
苦笑しながらも我に感謝するソフィーヤと冷たい口調で返し鼻を鳴らしたが、我を見て膝をついていたのだったリュドミラ。エレンも柱廊ではあるが、目の前に創造神が現れては膝をつくしか
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