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聖魔弾の銃剣龍神皇帝と戦姫
第2巻
謁見の間×神国王創造神登場
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本来自分のモノではない領土を無法に侵そうとしており、いたずらに混乱を拡大させる気配は非常に濃厚でした。それに、理はヴォルンこそ・・・・・」

エレンの言葉をヴィクトール王は苛立たしげに手を振って遮った。

「結局そなたのやった事はブリューヌ王国への侵略なのだ、おまけにここにはプトレマイオス神国の関係者がいれば納得しようがここにはおらん!ライトメリッツとそなただけの問題ではない、ジスタートとプトレマイオスが一緒になってブリューヌを刃へ交える事のなるのだぞ。わしはブリューヌとことを構える気はないというのに」

それに対して反論しようとした時に、我の出番かと思いきや黙然と控える群臣の中から一人の女性が進み出た。あれは七戦姫の一人だったか。

「恐れながら、陛下に申し上げます」

緩やかに波打つ淡い金髪と、緑柱石の色をした瞳。年齢は二十前後。楚々とした佇まいでおっとりと微笑む、エレンとはまた違う魅力を備えた長身の美女であった。足元まである薄緑のドレスに包まれた豊かな胸と細い腰はボンキュボンという感じで、巨乳でウエスト細いという印象を持った。その魅力は男性だけではなく女性さえも魅了されていた。その手にあるのは、鈍い輝きを放つ錫杖だった。俺らは良く見る錫杖だが、この世界の者にとっては不思議な造りなのだと思ったのだろうな。

「・・・・ソフィーヤ=オベルタスか」

ヴィクトール王は忌々しげにため息をついた。ソフィーヤと呼ばれた美女は優雅に一礼すると、その場に膝をつき錫杖を床に置いて口を開く。

「ティグルヴルムド=ヴォルンという名は、表では傭兵団の頭とされておりますが、本当の所属先はプトレマイオス神国の大公をしておりますヴォルン大公でございます」

「なっ!それは(まこと)か、大公という事は王の側近をしている者。その者は何者だ?」

「エレオノーラ姫には隠しておいてほしいと言われたと存じ上げます、それにきっとこの会話も聞かれているかと思われます。国王陛下がプトレマイオス神国の者がいないと言っていたので、そろそろ現れるかと存じ上げます」

『その通りだ、我が国の者に対して侮辱を言い放つとはジスタート王はホントに愚かな人物なのだな!』

と我の堪忍袋の尾が切れそうだったので、我がそう言い放った事でエレンもソフィーヤという美女も、群臣達も声の主を探して首を振っていたのだった。その時金色の光と共に何もないところから我の登場したのだった。それも錫杖を持つ美女よりも前にいたけど。その容姿は、金色の髪から衣服に肌色で翼が展開すると同時に目を開いた我であった。

「貴様は何者だ!どこから出てきた!」

『ほう?貴様相当死にたいらしいな、アリファールにザートよ、久しいな。その前にっと』

ヴィクトール王が我に罵倒をしてきた後に、
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