7話
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ゴン》オーフィス』に次ぐと目されているドラゴン……
「ア、無法龍カツキング!!!」
アウトレイジと名乗った事が原因で無法龍等と呼ばれているカツキングの姿を見れば驚くのも当然だろう。
「ほう、アウトレイジ・ドラゴンか。悪くねぇな」
「気にいらねぇな」
当然ながら、カツキングがその名を背負うのは気に入らないクロスファイアまで出てくる始末。
(ふ、増えたぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?)
カツキングとクロスファイア……アウトレイジの中でもトップの実力者二人の睨み合いが始まっている。序でにケンカの勝敗はキングの50勝45敗でクロスが負け越している。まあ、睨み合いだけで結界が破裂しそうな二人であるが、何故か目の前で始まった二人の睨み合いに流石に涙目なリアス。『どうしよう』と言う目で朱乃に助けを求めるが、『私に聞かないで』と言う態度で目を逸らされてしまう。
『…………なあ、相棒…………。天龍って称号はあいつ等の方が相応しくないか?』
「と、突然言われても何のことかわからねぇよ!!!」
二人の睨み合いを真横で直視する破目になっている一誠とドライグは……自分より強いキングとそれと普通ににらみ合いが出来るクロスに天龍の称号が本当に自分に相応しいのか悩んでいたりする。
―ガンッ!!!―
そんな時、突然響く衝撃音に二人の視線が其方へと向かう。
「キング、クロス……悪いけど、後にしてくれ。話が先に進まない」
「そうだったな」
「ああ、悪かった」
拳をテーブルに叩きつけた四季の言葉に、先程までの険悪な様子もなく大人しく矛を収める二人。
「オレは早く話を終わらせて詩乃を休ませたいんだ」
そう言ってリアスへと視線を向けて、
「さ、自己紹介を早くしてくれ」
「え、ええ」
「僕は木場祐斗。一誠君や四季君と同じく、二年生。えーと、僕も悪魔です。宜しく」
二人のケンカを納めて見せた四季に引き攣ったスマイルを浮べながらあいさつする木場。
「……一年生……搭城小猫と言います。宜しくお願いします。……悪魔です」
先程のにらみ合いを気にせずにマイペースに羊羹を食べていた小猫が小さく頭を下げる。
「私は三年生、姫島朱乃ですわ。一応、研究部の副部長も兼任しておりますの。今後とも宜しくお願いしますね。こう見えても悪魔ですわ。うふふ」
礼儀正しく深々と頭を下げて挨拶する朱乃。……取り合えず、グレモリー眷属では小猫と同じく四季から負の感情を向ける理由のない相手だ。
「そして、私が彼等の主であり悪魔でもある、グレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵……。四季は今更だけど、
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