7話
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……」
死んだ奴の事など同でも良いと思っていたが、リアスの答えで歯車が嵌ってしまった。間違いない、詩乃のドラグハート・ウェポンの力に目を付けた貴族と、それに伴うドラグハート・ウェポンの覚醒と、それを目撃してしまった彼女の母親からの完全な拒絶。
(そうなると……原因はあいつか)
殺気全開で不機嫌な目で木場を睨む。髪の色だけだが外見的な特徴が重なるのが、悪魔の証である翼を広げた木場だ。
表面化させずに意図的に画していた彼女の中の水のドラグハートだが、間違いなく彼女の資質に最も適応できるのもそれだ。恐らく、ドラグハート自身の意思で彼女を守る為にその力を使ったのだろう。……ガイアールを手にした時に知った『龍解』の力を。
そう推測した瞬間に四季の脳裏に現れる蒼い巨体ドラゴンがそれを肯定する様に頷く。結果的に新たなトラウマを刻んでしまったわけだが、助けてくれた『龍素王Q.E.D』に対しては感謝するしかない。
「取り合えず、色男。今後詩乃の前でその羽を見せるな。もし見せたら……どんな理由があっても……叩き切る」
殺意全開の一言が響くのだった。
「で、だ。……リアス・グレモリー。これでまだ此処に所属しろだの、眷属に慣れなどと妄言を吐く気だ?」
必死に首を横に振る一同……彼女が完全に落ち着くまで本気の殺気に曝される事になるグレモリー眷属一同でした。なお、その殺気で本気で怖がっていたのは当然ながら転生悪魔になったばかりの一誠でした。
「と、兎も角……改めて自己紹介させてもらって良いかしら」
「速く済ましてくれ」
はっきり言って早く帰って詩乃を休ませたいのだが、間違いなくまた出向いて来るだろう……。また何かの不注意で同じ事が起こっても困るから、今は一刻も早く話を終らせて此処から立ち去りたい。内心、『余計なトラウマまで増やしやがって』と貴族を抑えられていない内政担当の魔王への怒りを増やす四季だった。
『悪魔の滅びを防ぐのに貴族の協力が必要』等と考えているのなら、オレ達の手で致命傷与えてやろうか? とも思うが、流石に友好関係になっているセラフォルーやソーナと敵対したくないので、考えるだけで実行には移してないが……。
「流石に物騒すぎるだろうが」
突然響いた四季もよく知る第三者の声と、頭を小突かれた感覚で意識が現実へと戻る。
「キング……すみません」
「おう」
当然ながら、突然現れたカツキングの姿にリアス達は……一誠の神器の中に居るドライグも含めて一誠以外の全員が驚いている。
ドラゴンの中に置いて二天龍と先代の四大魔王に聖書の神を相手に勝利して見せた『真なる赤龍神帝グレードレッド』、『|無限の龍神《ウロボロス・ドラ
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