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ルドガーinD×D (改)
五話:冤罪って酷いよね?
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幸せなんだよな……それなら今のままでもいいか。

「ところでルドガー、着いてきてほしい場所があるんだけど、今度時間があるときに来てくれないかにゃ?」
「ん?明後日以外ならいつでもいいぞ。明日でもいい」
「そこまで急がなくてもいいんだけどにゃ」
「いや、大切な人の頼みなんだし、優先するよ」
「にゃっ!!?」

俺がそう言うと何故か顔を赤くする黒歌。
俺なんか変なこと言ったか?

「だってそうだろ、家族って何より大切だしな」
「そ、そういうことかにゃ……全く、まぎわらしいにゃ。思わずドキッとした自分が恥ずかしいにゃ」
「ん?最後の方、何か言ったか?」
「何でもないにゃ」

確かに何か聞こえた気がするんだが……まあ、いいか。

「それじゃあ、そっちの時間のある時に来てくれ」
「分かったにゃ」

さて、話も終わったし、皿洗いを再開するか。
こんな何も変哲のない普通の生活がいつまでも続けばいいのにな。
当たり前な生活、それがどれだけ大切かは身に染みて分かっている……失った痛みもな。
だから、俺はこの生活が続くように精霊に祈るよ。あ、猫耳精霊は除外だぞ。


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