クラス代表決定戦
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
だった部分は濃紺に、黄色だった部分はニュートラルグレーにそれぞれ塗り替えられている。
展開する武装は専用ビームライフル、メガマシンキャノンにした。デルタカイの武装選択で、最もスタンダードな構成、シンプルゆえにクセがなく、どの距離でも戦えるのが特長だ。
この装備でピットを出た。
俺が出たのを確認して、オルコットもピットから出る。
「では始めますか」
ブザーが鳴り響き、試合開始を告げる。
まずするべきことはビットの破壊
右斜め上にスラスターを最大で噴射、初撃を回避しながらビットを1つ捕捉する。ビームライフルをビットに向け、レールガンを発射、スラスターを貫通させ、破壊する。
「なんですの、そのスピードは!?」
相手はこちらの速度に対応できてないようだ。それもそのはず。スラスターを最大噴射すれば、最高速度はマッハ4に達する機体だ。アフターバーナーを使った戦闘機より速い。
続いて2機目のビットをすれ違いざまにビームサーベルで切り裂き、そのままアリーナの壁を目指す。
接触直前にスラスターを噴射し回転、アリーナの壁を蹴り、方向転換する。
さらに3機目のビットをビームライフルで撃ち抜き、4機目目掛けてメガマシンキャノンを叩き込む。実弾の嵐は瞬く間に最後のビットを蜂の巣にした。
これでレーザー砲は消えた。次にするべきことは、敵の機動性を奪うこと。
スラスターを噴射し、すれ違うように後ろにまわる。そしてスラスターの噴射で回転、スラスターユニット目掛けて一斉射撃を浴びせる。
ビームと実弾の混じった弾幕は瞬く間にブルーティアーズのスラスターを粉微塵に粉砕した。
オルコットは何があったのか理解できず、落下した。まだシールドエネルギーは残っている。
「とどめだ」
武装を換装、ロングメガバスターを取り出し、狙撃
『試合終了。勝者――黒鉄和也』
試合終了まで30秒。ビットの破壊に少し時間がかかったか。
試合を見ていたクラスメイトは唖然としている。
先程の試合で30分以上かかって勝った相手がたったの30秒で完膚なきまで叩きのめされたとなれば驚くのは当たり前か。
ピットに戻り、機体を解除する。
案の定織斑と篠ノ之、さらには山田先生も唖然としていた。
ただ、織斑先生だけはその限りではなかったが…。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ