暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-A決戦/永き旅路の終わりへ〜First Battle〜
[8/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
先を予見していたわたしとクロノによるダブル砲撃。ヤミちゃんは怪物の腕へと変えた魄翼で砲撃を握り潰して対処。その隙に「はーい、ヤミちゃん♪」キリエが懐深く入り込んで、武装“ヴァリアント・ザッパー”を二剣の片刃剣へと変えての直接斬撃を繰り出した。

「憶えてくれてるかしら? あなた曰く、時の操手になり損ねちゃった、お馬鹿な桃色ギアーズよ」

「憶えてますよ。まだ私のエグザミアを欲しているんですか? 諦めて早々に鉄屑となってください」

――ヴェスパーリング――

キリエの斬撃を障壁で受け止めて、すかさず魔力リングを発射して反撃。キリエは「エグザミアはもう要らない、諦めたわ。奪うことが出来ないって判ったし」くるっと1回転しながら横移動して躱して、“ザッパー”を二挺拳銃に変形、エネルギー弾ラピッドトリガーを連射。それすらも障壁で防ぐヤミちゃん。

――舞い降るは(コード)汝の煌閃(マカティエル)――

そんなヤミちゃんの全方位から蒼い魔力で創られた槍が13本、一直線にヤミちゃんへ殺到。ルシルの槍を実体化させた魄翼で大きく払い退けた。

「炎牙崩爆刃!」

「スティンガーレイ!」

「シュワルベフリーゲン!」

「銀十字!」

ルシルに続いて、わたしは炎の斬撃を、クロノは魔力弾6発を、ヴィータは物質弾に魔力を付加した物理・魔力の射撃を、トーマは前面に展開した“銀十字の書”から切り離されたページからのエネルギー弾を放った。

「諦めてもらえて何よりです。誰も、私に触れることなんて出来ませんから」

ヤミちゃんの単純な魔力放出。それだけでトーマ以外の攻撃が掻き消された。トーマのエネルギー弾は僅かに威力を落とされたようだけど、それでもヤミちゃんに届いた。だけど威力を減衰された所為か、ヤミちゃんを常時護る多層防壁は突破できなかった。

「ううん、違う。あなたに触れられないからじゃない。始めっから過去も未来も変えるなんてしちゃいけなかったのよ」

――ファイネストカノン――

「過去に遡ったり、誰か傷つけたり、お姉ちゃんに辛い思いをさせたり。そんなことをしてまで我が儘を通すのって、やっぱり良くないかなって思ったのよ。そんな簡単なことだったのに、気付くのがあまりにも遅かった」

砲弾としたエネルギー弾2発を、間を開けて撃ったキリエ。ヤミちゃんは高速で左に右にと移動して躱したところで、「紫電・・・清霜!」回避先に待ち構えていたシグナムの居合斬りが繰り出された。

「っ!」

「「「「「「入った・・・!?」」」」」」

“レヴァンティン”の刃がヤミちゃんに打ち込まれた・・・かのように見えたけど残念。また多層防壁に防がれた。

――サイズディカピテイション――

ヤミちゃんは2つの魄翼を大鎌へ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ