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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos54-A決戦/永き旅路の終わりへ〜First Battle〜
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令の下、何十本とヤミちゃんへと殺到してく。魔力槍は良く考えて撃ち放たれていて、ヤミちゃんの回避先を誘導して行ってるのが判る。
――アロンダイト――
――雷刃爆光破――
――ブラストファイアー――
――アゲマント――
――シュルシャガナ――
「っ!!??」
さらにルシルは、マテリアル達が使ってた砲撃魔法を発射。ヤミちゃんの目が驚愕に開かれる。すると「オーディンは相手から複製した魔法を使える。知っていただろ? 俺も使えるぞ」ルシルはそう言って、ヤミちゃんから余裕をなくさせた。自分が討ったマテリアル達の魔法が、自分に向かって発射される。それがヤミちゃんの精神を揺れさせた。そしてついに・・・
――ストラグルバインド――
――レストリクトロック・シーリングフォース――
――チェーンバインド・シーリングフォース――
――フープバインド・シーリングフォース――
――リングバインド・シーリングフォース――
「えっ・・・!?」
ルシルとクロノによる多重捕縛結界がヤミちゃんを捉えると、「魔力が・・・!」ヤミちゃんから焦りの含まれた声が発せられた。ルシルのバインド全てには魔力生成阻害効果があるって話。
クロノのストラグルバインドも、相手も拘束しつつ、相手が自分に掛けてる強化魔法を強制解除できたりするし、それに魔力で体を構成した魔力生命にとっては武器にもなる優れもの。
「っく・・・! こんなものが切り札だっていうんですか・・・? この程度、私のエグザミアにとってはなんら障害にはなりません・・・!」
減衰してた魔力がまた上がってく。悪いけどこれが終わりじゃない。始まりなんだよ、ヤミちゃん。捕縛結界の効果――魔力生成阻害と、ヤミちゃんの命とも言うべきらしいエグザミアの生み出し続ける魔力のせめぎ合い。
そんな中、わたし達はヤミちゃんと真正面から相対するように集合して、円形になるように6方向へと分かれる。一番上がルシル、右から順にヴィータ、シグナム、一番下がクロノ、そしてわたし、キリエって順。トーマだけが真ん中で待機。
「・・・??」
「俺たちの役目は、出来るだけ君の力を殺ぐこと。説得できれば一番良いんだが、それは叶わないようだから。・・・すまないな。少々手荒いぞ」
ルシルの前面に、ルシル独自の魔法陣が展開される。十字架の四方から剣が4本伸びて、その周囲を3つの円環が繋いでるって風なやつ。それと同時、わたし達はそれぞれ射砲撃の準備に入る。
「
女神の
(
コード
)
・・・!」
ルシルが“エヴェストルム”を連結させた形態に戻して、片穂に強大な魔力を集束させてく。
「ブレイズ・・・!」
クロノが“デュランダル”を前方に向けて砲撃の発射体勢入る。
「ファイ
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