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ハイスクールD×ダオス
第1話 駒王学園での日常と崩れ去った日常
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分の神器である剣を見ると、最初からこの剣は俺の物だった気がする。この剣を握っていると不思議と体が軽くなって力が湧いてくる。それに剣の技が頭に勝手に入ってくる。今なら、このオッサンを倒せそうだ!

「いくぜ、オッサン!魔神剣!」
「バカな、剣で地面をえぐって衝撃派を作っただと!?グワァ!!?」

オッサンは俺の放った剣技である魔神剣を受けて吹っ飛んだ。凄い、これが神器なのか。本物の剣を握ったのは今日が初めてなのに。剣技が勝手に頭に入ってきたから、俺はそれを闇雲に放っただけなんだが、これ程の威力が有るなんて。とりあえず、この窮地は脱したよな・・・

「グッ。今のは想定外だが、思ったより威力は大した事は無いな。」
「クソ、立ち上がりやがったか・・・」

オッサンが立ち上がり、俺に向かって槍を再び向けた時だった。目の前にアニメで見る様な感じの魔方陣が出現し、その魔方陣から赤い髪の女性が現れた。

「ごめんなさい。彼は私の眷属よ。間違ってもはぐれ悪魔じゃないわ。」
「ほう。貴様はグレモリー家の者か。それは済まなかったな。その男が自分の主の名前を言わなかったからな。てっきり、はぐれ悪魔かと思ってしまったのでな。主なら、ちゃんと自分の眷属の仕付けぐらいはしとくんだな。ではないと、私の様にはぐれ悪魔と勘違いされ狩られるぞ。」
「彼は昨日、悪魔になったばかりなの。だから、まだ詳しく教える事が出来ずにいたの。」
「そう言う事か。悪かったな。グレモリー家の娘よ。」

何を話しているのかが解らねえな。俺があの女性の眷属と言う事は、昨日の声は彼女だったのか。彼女が悪魔だとしたら、俺を悪魔に変えたのは彼女という事か・・・

「ここを去る前に、お前に聞きたい事が有る。」
「何だオッサン?」
「相変わらず、オッサン呼ばわりか。まあ、いい。お前の名前は何だ?」
「ガイ・セシルだ。」
「そうか。ガイよ、お前と再び合間見える事を楽しみにしているぞ。」

オッサンが背中から翼を出して、飛んで何処かへ消えた。

「それじゃ、私がガイ。あなたに詳しい事情を話さないとならないわね。」
「あっ!?ちょ、ちょっと。ひぇぇ!?」

俺は彼女が事情を説明する為に近付いて来たのに、衝動的にそれを拒んで街灯の後ろに隠れた。俺はそこから彼女に話す事にする。

「俺は昨日、本当に死んで、その後に悪魔になったって事でまず、間違いないですよね。」
「まあ、簡潔にまとめると、そうなるわね。出来れば、私に近付いてほしいんだけど・・・」
「無理です!俺は女性が近付いただけで衝動的に逃げたくなるんです!!」
「女性恐怖症なのね。これは少し困ったわね。あなた以外の私の眷属は女性がほとんどよ。出来れば、早く女性恐怖症を治してもらいたいわ。」
「絶対に無理です!むし
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