第1話 駒王学園での日常と崩れ去った日常
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弁当を作り終えると、駒王学園に向かった。一応、聞いてみるか・・・
俺は職員室で教師に天野夕麻という女子生徒がどのクラスなのか尋ねたのだが、
「天野夕麻?そんな生徒はこの学園にはいないよ。セシル君。寝ぼけているのかな?」
いないだと!?そんなバカな。じゃあ、本当にあれは只の夢だったのか・・・
俺は普段通りに学園生活を送り、何時も通りの学園生活だった。まあ、松田と元浜が珍しく入院して学園に来れないと聞いたりしたけどな。入院した理由は、前日に松田と元浜が帰宅している最中に突然、地面から炎が吹き出て来て二人はその炎に呑まれたので火傷して入院したらしい。不思議な事も有るもんだな・・・
とりあえず、無事に本日の授業は全て終了したので、俺はイッセーと供に帰宅しようと思ったのだが、イッセーの姿が見当たらなかったので、先に帰ったと思ったので、俺は一人で帰る事にした帰り道で、
「おい?そこの貴様。お前は悪魔だな。悪魔の匂いがするぞ。」
「悪魔?何を言ってるんだ。俺は見ての通り、イギリス出身の普通の駒王学園の生徒だって。」
俺の事を悪魔だと言うオッサンがいたので、俺は面白い冗談を言うオッサンかと思っていたのだが、
「普通の生徒だと?嘘を付くな!私には貴様が隠そうとしても、悪魔の気配が匂ってくるぞ!」
「だから俺は悪魔じゃないって」
「問答無用!」
「うわっ!?いきなり、何をするんだ。」
このオッサン。夕麻と同じ光の槍を持っているな。先まではそんな物を持っていなかったのに、一体何処から出したんだ?
「貴様、はぐれか?だと言うなら、遠慮は要らないな。」
「待てくれって。俺には一体何がどうなっているかさえ解らないんだ・・・」
「ふん。戯けが。戯れ言を。はぐれであるお前と話す事は無い!せめて、はぐれとは言え潔く死ぬんだな!」
ふざけるな。死んでたまるか。やっぱり、夕麻に殺されたのは夢では無かったのか。だと、すれば今の俺は一体何だ。このオッサンが俺を悪魔だと言うからには、俺は悪魔として甦ったと言う事か。
もしかしたら、俺の中に何かが有るかもしれない。出てこい、何でもいい。武器だろうと魔法だろうと、とにかく今、この窮地を脱するモノが出てくればいい。
「いきなり、ボーッとするとはな。どうやら、死ぬ覚悟が出来た様だな!」
「そんな訳が有るか!」
「なっ!?」
俺はオッサンの光の槍を弾き飛ばした。今、俺の手には翡翠色に輝く剣が握られている。俺が自分の中に何か有ると思い、念じてみたら出てきた剣だ。この剣が何かは知らないが、不思議とこの剣は長い前から持っていた気がする。この剣を見たオッサンは、
「それは神器!?貴様、神器を持っていたのか・・・」
「神器。これが俺が持っていたと言う神器なのか・・・」
俺は自
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