第1話 駒王学園での日常と崩れ去った日常
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思うが、あの女は・・・』
『当然だ。解っているぞ、ドライグよ。』
『ガイには悪いけどよ、今回は我慢してくれ相棒。』
『そうだな。済まないガイ。せめて、お前が邪なヤツに利用されない事を祈るぞ・・・』
放課後、この俺、ガイ・セシルは天野夕麻という女子生徒に返事を返す為に約束通りに一人で校舎裏に来た。ソコには、待ち続けていたのか夕麻が一人でポツンと立っていた。
「あっ!ガイさん。来てくださったんですね。」
「あ、ああ。もちろんだよ・・・」
夕麻が近付いて来たけど、俺は衝動で距離を取りたいんだが、今は何とかこらえると、俺は夕麻に返事の答えを言う。
「済まない。俺は女性が苦手なんだ。女性が近付いただけで、逃げ出したい程の衝動が出てしまう程だ。だから、済まないな。夕麻、君とは付き合う事が出来ないんだ。本当に済まないな・・・」
「そ、そんな。あんまりですよ。ガイさん・・・」
「本当にごめん・・・」
俺は夕麻に付き合う事が出来ないと伝えると、夕麻が告白を断った事でショックを受けた様で表情が曇ってしまった。俺はそんな夕麻の表情を見るのが辛いので、彼女に背を向けてその場を離れようとした時だった。
「私と付き合えないと言うなら・・・死んで!」
「ガハッ・・・」
俺は背中から何かで体を貫かれた。、後ろを振り向くと、ソコには光の槍を持つ夕麻の姿が有った。彼女が持つ光の槍が、俺の体を貫いたのか・・・
「ごめんなさい。ガイさん。私はあなたを殺さなければならなかったの。もし、恨むなら私では無くて、あなたに神器を渡した神を恨む事ね。」
神器?何だ、それは?そんな物を俺は持っていないぞ・・・
夕麻は俺の命がもうすぐで尽きる事を悟ったのか、背中から翼を出すと飛んで姿を眩ました。
彼女は天使だったのか。いや、あの翼を見る限りは、まるで堕天使だ。俺は堕天使に弄ばれただけだった訳か・・・
「間に合わなかった様ね・・・」
「部長。この人・怪我は・な・酷・・す。こ・は命が・・助・り・・ん。」
「・れ・見れ・・る・。ねえ?あなた、まだ生きたいかしら?」
誰だ?出血が原因で目が霞んできているし、耳も鈍くなったのか声を聞き取れない部分も有る。だが、生きたいか。それは出来れば、まだ生きたいさ。俺はイッセーやこの学園のヤツらと一緒に笑って生活したいしな。俺は生きたい。生きたいんだ。俺が死んだら、俺を知る人が悲しむんだ。だから、俺はその声の主に答えた。
「生きたい。俺は生きたいんだ!」
「そう。解ったわ。」
俺はその声を聞いた後、気を失った。
次の日、俺は気付くと自分の家にいた。自分のベッドの上にいるという事は、あれは夢だったのか?天野夕麻という女に殺されたのは夢だったのか・・・
俺は何時も通りに
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