第1話 駒王学園での日常と崩れ去った日常
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く程のスピードだ。おそらく、160キロぐらいだろう。
「ストライク。バッターアウト!チェンジ!」
「チッ。イッセーの球なんて打っちまえよ!」
「相手バッターはイッセーからすると引き立て役か?チキショー!!」
相手バッターを三振させて攻守がチェンジとなるが、松田と元浜が私の活躍を快く思って無い様だが気にせん。私のチームが攻撃に移る事になった。相手ピッチャーは木場祐斗な訳だが、
「相手ピッチャーは木場か。チッ、木場とイッセー。どちらもムカつくが、この場合は木場。お前を応援しよう。頑張れ木場!」
「そうだ。俺達は木場。お前を応援するぜ!木場、イッセーを倒せ!還付なきまで倒せ!」
やっぱり、あの二人は無視せずに放課後にでもサイクロンを放って、何処かに飛ばすとするか。もちろん死なない程度に威力は抑える。まあ、二日か三日は行方不明になるだろうがな。
『俺は、あの二人が気の毒に思えてきたぜ・・・』
ドライグが二人を気の毒に思っている様だが、何故かは知らん。
あの二人に実行させる裁きを考えていると、相手チームのピッチャーである木場が私に近付いて話し掛けてきた。
「君がイッセー君だね。僕は木場祐斗だ。君の噂は聞いてるよ。」
「そうか。一応、自己紹介しておこう。私は兵藤一誠だ。知ってる通り、皆からイッセーと呼ばれている。」
「それじゃ、よろしく頼むよ。僕は君とこうして力試しができる事が嬉しく思うよ。」
うむ。木場祐斗か。私が聞いたよりは面白そうな男だと思う。何故かと言うと噂以上だからだ。
木場の投げる球は私に及ばないが、かなりのスピードで変化球も出してくるからな。
だが、私にはこれぐらいのスピードで変化球を出されようが関係無いがな。私は木場が投げたボールを打つと、場外ホームランとなったからな。木場はさすがに悔しく思ったのか、少し苦笑いをした。
「何やってるんだよ木場!!」
「お前なら、イッセーを倒せると信じていたのによぉ!!」
「イッセーに投げるなら、デッドボールだろうが!!」
「そうだ。頭狙いのデッドボールだろ!!・・・ブビャ!!?」
「どうした元浜?って、ギャブ!!?」
松田と元浜が何かわめき散らすが、周りの生徒からしてもうるさいと思うので、私は松田と元浜にボールを投げて物理的に黙らせた。これで野球の授業に集中できるな。
「去らば、松田と元浜。お前達の事は忘れねえぜ・・・」
ガイが松田と元浜に別れの挨拶を言っているが、その必要は無いぞ。松田と元浜は鋼鉄の様に丈夫な体の持ち主だ。私がボールを思い切り投げて、脳天にぶつけた程度では死にはせん。
その後、私のチームが圧倒的点数差で勝利した。松田と元浜が途中棄権したりもしたが、そんなリスクも感じさせない程の授業にできたな。
『松田
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