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ハイスクールD×ダオス
第1話 駒王学園での日常と崩れ去った日常
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か・・・ゴクリ。」

おい、ガイ。負けるな。その本の誘惑に負けるのでは無いぞ・・・

「それに、この本を見ればガイの女性恐怖症も少しは改善される筈だ!」
「本当か?松田!」

ガイ。それは嘘だ。絶対に信じるな!

「本当かも知れないぞ。それにこの本を見たとすれば、ガイのホモ疑惑も消え去るぜ!」
「よっしゃ!なら遠慮せずに見る事にするぜ!」
「「おっし!それでこそ、男のロマンを知る者だ!ガイ、お前は俺達の同士だ!」」

ガイ、正直言って見損なったぞ。私は同じクラスの友人である女子生徒の桐生に話し掛けた。

「桐生。例の物は手元に有るか?」
「はい。イッセー君。家庭科の授業で使うから持ってきたチャッカマン。これを貸すわね。」
「桐生、感謝するぞ。」

桐生からチャッカマンを借りた私は、バカ二人(松田と元浜)とガイが見ている如何わしい雑誌を取り上げると、チャッカマンで燃やして灰にした。

「イッセー!何をするんだぁぁ!!」
「俺達の男のロマンがぁぁーーー!?」
「クソ。俺はまだ1ページしか見てないのに・・・」
「「「消し炭になるなんて。イッセーの鬼ぃぃーーー!!」」」

聞こえんな。私には三人が何を言ってるか解らんな。私は桐生にチャッカマンを返した後に自分の席に座った。その後に担任の教師が教室に入って来たのだが、バカとアホにマヌケ(松田と元浜にガイ)はまだ騒がしかったので、担任の教師から制裁を喰らわされたが、私には関係無い事だ。別に知らん。

体育の時間となり、野球で違うクラスの生徒と対戦する事になったのだが、

「チッ!イッセーと同じチームか。敵チームだったら、俺がピッチャーやってデッドボールを喰らわせてやるのに・・・」
「ああ、松田。その気持ちよく解るぜ。俺もイッセーにデッドボールを与えてやりたいぜ!」

松田と元浜は先ほどの事を根に持っている様だが、関係無いな。バカは無視する。それだけだ!

「アイツら。自分達が悪い事に気付いているんだろうが、納得できてない様だぜ。」

ガイはスケベ心こそ有ったモノの根に持ったりはしてない。そこがあの二人と違うところだ。

「でも、俺がもう少し見た後でもよかったよな。いくら何でも燃やす必要は無いだろ・・・」

違ったか。少し根に持っている様だな。女性恐怖症の癖にあの様な雑誌には興味が有るのだな。理解し難いな。

「それではプレイボール!」

体育教師が審判を務め、野球を開始した。相手チームは木場祐斗のクラスの男子で構成されたチームだ。私のチームは運動能力だけが無駄に高い松田と元浜。スピードとバッティングセンスが高いガイ。私か?いわゆるオールラウンダーだ。私はピッチャーを務める事にし、私が投げる球は相手チームの野球部所属であるバッターが驚
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