暁 〜小説投稿サイト〜
短編
アスナ夢
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前書き [1] 最後
アスナによる、夫アキトの観察日記。


ここに記載していく内容は、愛する夫の妻であるアスナの主観が混じったものとなります。


同時にこれは、事実偽りのないモノでねつ造なんかまったくありません。それを御理解した方のみ、今後記述していく内容を読み進めていく事を許可します。























夫婦生活・一日目。


記念となる一日目。
折角なので、凝った料理を作ってアキトくんを驚かせようと考案。


今までの自分の中での自信作で、料理スキルをふんだんに利用した手料理。
決して餌付けしようとか、そんな邪な感情は一切合財考えていない。


ただ純粋に、私は愛する人に喜んでもらいたいだけ。
ただ純粋に、愛する人に美味しいと言ってもらえるだけで良い。
それだけで妻としては、安心できるのです。


精一杯気持ちを込めて、料理スキルを振る舞う。
結果、『うまいっ!』と喜んでもらえたようで、自分も嬉しくなって微笑む。


こんな有り触れた事で喜び合える生活が続くのかと思うと、本当にアキトに出会えて良かったと思える。


強くて、優しくて、格好良い人。
最愛の人、ずっと……一緒にいようね?












夫婦生活・三日目


武器の調整のために、リズベット武具店へ向かうのだと言って彼は出掛けて行った。


不安を覚えながらも、妻として夫を笑顔で見送る。


リズとはSAO始めて以来友人で、何度も彼女の製造する武器に助けられている。
当然アキトくんも、同じ攻略組のキリトくんも信頼している。


けれど、時々不安になるの。
互いが寄せるその信頼感が、変な方向に向かっていかないのかを。


アキトくんも、リズもそんな人じゃあないってことは分かっているつもり。でもそれでも、リズは可愛いし頼れるし、魅力的な女性だと思う。
常にキリトくんと一緒に最前線で闘ってきた彼とアキトくんと、長い時間過ごしてきたのも彼女だ。


私が理解していない事も、息を吸うように即座に対応できるのも彼女だ。


だから不安になるの。
私に足りないものを求めようとして、リズの方へ行っちゃうんじゃあないかって。


けれど、その不安を口にするわけにはいかないの。


どんなことがあっても、私は愛する人を信じ抜くって決めたんだもの。
























夫婦生活・八日目


二人きりでの生活も、慣れ始めた頃の出来事。


その日、謎の美少女がアキトくんとの愛の巣に尋ねてきた。


誰なの?

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