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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 〜運命の先へ〜
第11話 「明くる日」
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って抗議する箒。お前、また叩かれたいの?出席簿痛いだろうに。

「一夏から聞いたぞ。お前、ISの操縦は一切教えずに剣道だけやってたらしいな?」
「た、確かにそうだが・・・。それが何だというのだ?私は一夏を鍛え直そうとだな・・・。」
「確かに剣道の練習も戦闘において必要ではあるが、一辺倒になるのは問題だろう。大会直前に一夏に泣きつかれて大変だったんだぞ?」
「うぐっ・・・。」

反論の余地が残されていない箒は何も言うことができない。ってかその泣きそうな表情止めてくれ。俺にだって罪悪心くらいあるんだよ。雀の涙ほどの。

「それとセシリア。昨日と話が違うぞ。自分で俺に教えてくれるように頼んどいて何ふざけたこと言ってるんだ?」
「そ、それは、そのぉ・・・。」

まったく、どいつもこいつも手間がかかる。山田先生が時間と雰囲気を気にしてアタフタしてるし、そろそろ終わらせよう。

「一夏、箒、セシリア。お前ら全員俺がまとめて見てやる。文句は受け付けない。良いな?」
「「「はい・・・。」」」

ふぅ・・・。とりあえずこれでOKだな。後はあの人の気が変わる前に可及的速やかに行動を
スパァンッ!!
・・・無理だった。

「神裂、今は私の時間だ。自重しろ。」
「・・・猛省します、はい。」

そんな殺生な。自分だって俺の発言を遮らずに最後まで静聴してたじゃないですか。わざわざ終わるのを待ってから叩くとか理不尽も良いとこ・・・、だから出席簿構えないでくださいって。貴女が使えばただの鈍器ですよ、それ。

「なぁ、ちふ「織斑先生だ。」・・・織斑先生。」
「何だ、織斑。質問か?」

唐突に一夏が口を開く。おいコラ一夏、人が脅されてる時なんだから少しは空気読め。出席簿が俺の頭の上で常時落下可能状態のまま千冬さんの意識そらすとか拷問か?出席簿にずっと集中しなきゃだろうが。

「えっと、零ってどのくらい強いんだ?ちふ・・・、織斑先生なら知ってるんだ、でしょう?」

・・・お前、いくら相手が姉だからって気緩みすぎだろ。呼称どころか敬語まで曖昧じゃねえか。まあ、出席簿が一夏の頭上に移ってくれるなら俺としては有り難いけど。

「それはわたくしも気になりますわ!代表候補生であるこのわたくしが手も足も出ないなんて、普通ならあり得ませんわ!」

おいセシリア、さりげなく自分強いですよアピールすんの止めろ。さっき千冬さんに一蹴されたばっかだろうが。

「ふむ・・・、隠すことでもなかろう。神裂。」
「何すか?」
「入試の成績を言え。」

入試の成績?・・・ああ、あれのことか。確かにあれが一番分かりやすいよな。

「1分で教官潰して終了。以上。」

これ以上ないほど簡潔に結果をまとめる俺。それだけでも十分クラス中が驚くに
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