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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 〜運命の先へ〜
第11話 「明くる日」
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。お遊びにもならないガキの喧嘩とか更に勘弁。・・・不真面目だって?実に俺らしい素晴らしい理由だと思うんだが。いや、他にもあるぞ?そうだな・・・。

「そ「それに、IS操縦には実戦が何よりの糧。クラス代表ともなれば戦いには事欠きませんもの。」・・・おいおい。」

またかよ、セシリア。お前、読心術でも身につけてんの?そんな面倒な人、千冬さんと束さんだけで充分・・・、いや、ごめんなさい。謝りますから無言で出席簿構えるの止めてください。

「いやぁ、セシリア分かってるね!」
「そうだよねー。せっかく世にも珍しい男子2人がいるんだから、同じクラスになった以上持ち上げないとねー。だから副代表は神裂くんで良いよね!」

え、ちょっと待て。なんか自然に俺まで巻き込まれてないか?副代表なんて地位あったのかよ。そんな話聞いてないぞ。・・・なんかもう良いや。疲れたし、不毛だし。

「そ、それでですね・・・」

コホンと咳払いをして、少し頬を染めながら口を開くセシリア。へぇ、お前もそんな乙女な表情できたのか。これ見て何も感づかないとか、一夏の鈍感さにはほとほと呆れ返る。

「わたくしのような優秀な人間がIS操縦を教えて差し上げれば、それはもうみるみるうちに・・・」

セシリアの言葉を遮るようにバンッと机を叩く音が鋭く響く。出所を確認するまでもない。誰がやったかなんて状況を鑑みれば火を見るよりも明らかだ。

「一夏を教えるのは私の役目だ!一夏から頼まれた以上、私がやる!」

大声で怒鳴る箒。まあ確かに《白式》や一夏の戦闘スタイルを考えると箒の方が適切なんだが、純粋なIS操縦技能では圧倒的にセシリアに分があるんだよなぁ。この際、分担して教えれば・・・いや、無理だな。絶対に衝突する。

「あら、Cランクの箒さん?一体何のご用かしら?」
「ら、ランクは関係ないだろう!」

ほう、箒は適性Cランクなのか。束さんの妹だしAランクあってもおかしくないと思ってたんだが、一夏よりも低いとは意外だ。・・・ところでお二人さん、ヒートアップしているとこ悪いんだがそろそろ黙らんと危ないぞ?

「黙れ、小娘共。」

スパァンッ!スパァンッ!
いつもの千冬さんの出席簿制裁。教室に快音が響く。ほら、言わんこっちゃない。痛そうに頭抱えちゃって、可哀想に。100%自業自得だけど。

「お前らなど、私から見たら例外なくひよっこだ。まだ殻も割れていない状態で無駄に優劣をつけようとするな。」

流石は天下のブリュンヒルデ。発言のスケールが段違いだ。ただ一つ、俺をこいつらと同類とみなしてることが多少、いや結構気に入らないけど。・・・あ、そうだ。

「箒、お前一夏の教官解任な。」
「な、何故だ!?」

よほど納得がいかないようで再び勢いよく立ち上が
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