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旧エクリプス(銀河英雄伝説編)
第06話 捕虜交換
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、見た目では判別出来ぬな。」

「皇室警護や闇の左手にも多数配置しております。アンドロイドのAI(人工知能)のより数段上で御座います。個性がある為、見た目は人間と区別出来ません。
それにクローン技術と遺伝子治療を合わせて、コーディネーターを育成始めました。
コーディネーターは、優秀な遺伝子を集めて人為的にDNAマップ操作さられています。育成には、20年程掛かりますが極めて優秀な、人材となります。」

「ふむ、20年後が楽しみよの。」

「真にその通りです。」

フリードリヒの意見に、グリンメルスハウゼンも賛同する。

「それとAI制御の無人艦も完成させております。これで戦闘による犠牲を少なく出来ます。当面はバイオロイド達の指揮する艦隊に配置します。」

「光輝の事だから、同盟にも同じ手段を使っておろう。」

「はい、但し同盟では、政府を信用出来ません。政治家や士官達に紛れ込ませています。同盟の政治体制では、帝国の様にドラスティックな改革が出来ません。」

「光輝も悪どいのう。」

「仮想敵国は必要です。かつての銀河連邦の様に、進取の精神を失いかねません。」

「和平でなく、休戦状態が望ましい考えています。
多種多様性が大事です。それは生物だけでなく、政治体制も同じ事だと思います。」

「光輝と話すのは楽しいのう。門閥貴族どもに、光輝の爪の垢を煎じて飲ませたいものじゃ。」

「真にその通りです。」

Sideout


■帝国暦461年 1月 7日
帝国が貴族の所有する、農奴とアンドロイドを交換する旨を発表。
貴族達は歓迎し、(こぞ)って交換に応じた。

■帝国暦461年 2月 1日
帝国が銀河帝国改革局を設置した。
帝国宰相の直下に置かれる。

■帝国暦461年 4月 1日
銀河帝国が劣悪遺伝子排除法を廃法にし、自由惑星同盟と捕虜交換する旨を発表。
同時に社会秩序維持局を廃して、代わりに帝国捜査局が設置される旨を公表した。
帝国臣民だけでなく、フェザーンと同盟にも衝撃が走った。

■帝国暦461年 5月12日
銀河帝国と自由惑星同盟の捕虜交換の予備折衝が始まる。

■帝国暦461年 8月 4日
帝国が帝国捜査局(EBI)を仮設置した。
司法省の直下に置かれ、社会秩序維持局からの移行期間を2年程度見ている。
テロ・スパイなど国家の安全保障に係る公安事件、帝国政府の汚職に係る事件、複数の星系に渡る広域事件、銀行強盗など莫大な被害額の強盗事件、貴族が関与した事件などの捜査を担当する。

■帝国暦461年 9月20日
帝国が国家安全保障局(NSA)を設置した。
軍務省の直下に置かれる。
NSAはシギント (Sigint; signal intellige
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