第06話 捕虜交換
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」
「まっ、待って下さい。社会秩序維持局はルドルフ大帝が作られた組織に御座います。それに捕虜交換は、如何ほどを考えているのですか?」
国務尚書は暗に反対する。
「捕虜交換からだが、全部じゃ。」
「全部ですと?」
「帝国と叛徒の抱えている捕虜全部じゃ。これは農奴も含めている。」
「農奴もですか?貴族達が反対しますぞ。」
「エクリプス・エレクトリック社がアンドロイドを発売したのを知っておろう。」
「貴族が挙って、購入しております。アンドロイドを何体持っているかが、貴族のステータスになっております。」
「それじゃ、貴族の所有している農奴を、一人につき一体と交換すると申せばどうじゃ。反対すまい。」
「確かに、それでは反対どころか賛成するに違いありませんが、予算が足りません。」
「良い、その資金は儂が出そう。その代わり交換した農奴を、ローエングラムに集める。そこで選別をする。
今帝国は、過去最大の改革を行っている。効率が悪いシステムは、見直す時なのだ。叛乱軍の捕虜となっている者達だが、何故亡命をしないのか考えたことはあるか?帝国に戻りたいからだ。家族がいる者や恋人がいる者、帝国に未練があるから亡命しないのだ。
改革をしたから分かるが、農奴と臣民の効率が全然違うのだ。これから先、不満分子を帝国に置いておく事は、帝国改革の荷物にしかならぬ。それに社会秩序維持局は、平民を弾圧してきた歴史がある。これから先、犯罪の摘発は貴族も平民も同じようにしなければならない。
其方の立場なら分かるだろう。帝国の衰退状況が、しかし改革を始めて、この2年で大分変わったとは思わないか。
帝国改革室のブレーン達に合ったか?皆して改革の草案をまとめ、今ではローエングラムの税収を8倍までにしておる。
臨時法案出す。帝国改革局を帝国宰相の直下に置く。其方に改革任せる。但し、期限は予が退位するまでだ。その後の判断は、帝国宰相に任せる事とする。」
国務尚書は、陛下が本気で改革をしようと理解した。
「はっはぁ。賜りました。」
国務尚書は頭を垂れた。
Sideout
帝国暦460年12月18日 オーディン 新無憂宮 謁見の間控え室
Side リヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼン子爵
控え室には光輝とグリンメルスハウゼン子爵が待っていた。
そこへフリードリヒが戻って来る。
「陛下、帝国改革が現実味を帯びて来ましたね。」
光輝は暗に皇帝を褒め称えた。
「闇の左手の人員を帝国捜査局(EBI)に多数配置します。」
グリンメルスハウゼン子爵が答える。
「いやいや、全部、光輝の筋書き通りにいった。しかしバイオロイドも作っておったとは
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