第十九の罪
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深夜、もうすでに芽吹と一部の七つの大罪はすでに寝ている時間帯で、桜花の大半の人も寝ているが、桜花市も又昼とは違う姿を見せる。普段、桜花市で賑わいが盛んなのは商店街前半がある二丁目と商店街後半と駅がある四丁目、この二つは昼夜ともにいつもにぎわっている。ちなみに懐の店はそろそろ深夜営業に入る時間、そして夜一番の賑わいを見せるのが水商売系の店が多いちなみアスとルシもここ丁で働いている五丁目、二番目は本当の危ない店が多い七丁目、ちなみ七丁目の危ない店は最近警察官が七区者になったせいでだいぶ減ったらしい。と話もこれくらいにしといて本編に移る。まぁ、時間帯は深夜で、芽吹達は寝ている中、三階花宮が借りている。302号室で花宮は電話で誰かと会話をしていた。
「で、花宮さん。作戦はこういう感じでやるけどいいの君らしくもないけど」
と言われると花宮は薄笑いしながら
「ええいいんですよ。あいつら正攻法でやっても勝てる気がしなくて」
と半分諦め顔の花宮に男は笑いながら
「別にいいってそれでやれるな一石二鳥じゃん、まあこの作戦僕も加わるから安心してって」
とその言葉にこの作戦に迷いを感じていた花宮は一応落ち着いて、深呼吸した後
「ありがとうございます、あなたがいれば百人いや千人力です」
と言われると電話に出てた男は照れながら
「いやー花宮さーん冗談うまいねーじゃあ明日の夜期待しててねー」
とそこで電話は終わった。そしてこの同時刻、花宮以外に不穏な動きをする者がいた。そして翌日、芽吹が仕事があるのとそれは何処かということをこの一週間で調べた花宮は、芽吹の仕事場そして行動パターンは大体熟知していた。ちなみ今日の仕事は、東京の刑務所のカウンセラーの仕事で、さすがに花宮は刑務所には入れないため芽吹が仕事の必ず行く食堂(懐屋ではないとこ)に張り込んでいた。そこは刑務所の近くにあるためか、休憩時間または仕事終わりの多く看守達が来るせいか連日混んで賑わっていた。そんな中一人の仕事終わりの看守が花宮に話しかける
「おいお嬢ちゃんこんな所に何か用かー用がねーなら俺と一緒に遊ばないかい」
と誘われてるが花宮は耳を傾けてもいなかった。すると看守は花宮の手を掴み
「おいおい連れねーな嬢ちゃん、ほら立って一緒に楽しもーぜ」
「ちょっとやめてください」
と看守が強引に連れてこうとしているのを、必死で抵抗する花宮だが、やはり力では勝てず連れていかれそうになった次の瞬間、ガラッと食堂の扉が開いて
「ちわーす、あっおばちゃんオムライスと牛乳ね」
「あいよ、あっ芽吹さんいい所にきてくれたわ、ちょっと見てよ」
と言いながら颯爽と現れた袖を捲ったワイシャツ姿の芽吹、そして食堂のおばちゃんが指差した所見ると芽吹は女の顔に見覚えのあったがそれは
「あーあれか、あれはいけないな(あれーあの女
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