幼少期編2
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紫藤イリナという名前の災害が引っ越した後の次の日曜日に、私は両親と供に動物園に来ている。
私が両親から好きに見て来い。と言われたので爬虫類が集まる、爬虫類の館という場所に来た。
『見ろよ、相棒。あのイグアナ。変な顔してるぜ。』
『お前も爬虫類の様なモノだろ。同族をバカにしていいのか?』
『俺はイグアナじゃねえ!ってか、ドラゴンは爬虫類じゃねえよ!』
『ほう。そうなのか。私はてっきり、ドラゴンは爬虫類の様なモノかと思っていたぞ。』
『何処をどう見たら、この俺を爬虫類だと思うんだよ!』
『全体的に見てだ。』
『こんのヤロォーー!!』
ドライグが自分を爬虫類の仲間では無いと言うが、私にはどう見てもドライグは爬虫類にしか見えない。この世界の一万年前以上の時代にいたとされる恐竜は爬虫類の祖先だというしな。間違ってはいない筈だ。
ドライグがふて腐れたが、別に気にしない。
私は爬虫類の館を出て適当にぶらついていると、ラクダがエサを求めているのか私に檻から顔を近付けてきたので、私は両親から受け取っていたお金で、ラクダ用のエサを購入してラクダに与えた。
『ラクダか。変な顔しているな。人間って、何でこんなのを可愛いと言うのか俺には解らねえぜ。なあ、相棒。』
『そんな事は無いと思うぞドライグよ。良く見ると可愛いと思うぞ。このつぶらな瞳とかな。』
『そうか?俺にはラクダの良さが全く解らねえな。』
ドライグがラクダを可愛いとは思っていない様だが、私は可愛いと思うぞ。
「こ、来ないで!私の方に来ないで!」
何か叫び声が聞こえたかと思ったら、赤い髪の少女がラクダがエサを求めて寄って来たのを怖がっている様だな。
『おい、相棒。ラクダを可愛いと思ってはいない奴がいたぞ。ラクダが怖くて仕方ないみたいだぞ。』
『わかった。助けに行けばいいのだろ。』
私はドライグに言われたからでは無いが、赤い髪の少女がラクダを怖がっていたので私が持っていたエサを与えると、赤い髪の少女を連れてラクダのいない場所に移動した。
「ラクダはもういないから、もう泣くのは止せ。私のハンカチだ。これで涙を拭いておけ。」
「う、うん。ありがとう・・・」
赤い髪の少女が私が渡したハンカチで涙を拭いた。
「それでお前は何故、ラクダが怖いのだ。」
「私、こことは違う場所でラクダに会った事が有るの。その時に噛まれたからラクダが怖いの・・・」
「そうか。とにかく、また涙が出ているから、そのハンカチで拭いておくんだな。」
『おい相棒。そろそろ両親の下に戻らないと行けない時間じゃねえか?』
私はドライグに言われたので、動物園の時計を確認すると両親に戻って来る様に言われた時間が近付いていたので、私は両親に集合場所として指定された場所に向かおう
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