第2巻
噂
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夕方に蘭を送ったあと、IS学園に戻った俺。駐車場に停めたあと、バイクから車に変身した。で自室に戻って空間からノーパソ出してメールチェックしたら、ブラック・シャーク隊からメールが来てた。内容は、イギリス政府からでどうして機密であるブルー・ティアーズが量産されているかだった。あれは元々量産されてた奴だし今頃言われてもな、それに俺はコア創れるし。ブラック・シャークのIS部隊は200人いるが、一人ずつ専用機として渡してるし、まだ見せていないが白式も量産されている。本来コアは467しかないが、ウチは独立部隊、なので俺がここに来る前にコアを次々と創ったからな。とりあえずイギリス政府には、上層部は知ってるはずだとメールしといた、あとブラック・シャーク隊のIS研究所には各国のISを量産しとけと打っておいた。ノーパソを空間にしまって、カレンダーを見た。今月は学年別個人トーナメント。そういえば箒は優勝したら付き合ってもらうって言ってたけどあれか?彼氏になれということか。俺には既にいるんだけどな、彼女。
学年別個人トーナメントは文字通り学年別のIS対決トーナメント戦、これを一週間かけてやるとか。一週間かけてやるのは、理由は簡単で生徒は強制出場だからだ。一学年が百二十名、一年は浅い訓練段階での先天的才能評価、二年はそこから訓練した状態での成長能力評価、三年はより具体的な実戦能力評価となっている。特に三年生の試合は大がかりで、IS関連の企業のスカウトマンや各国の偉い人が見に来るとか。そのときノックがしたので、ドアを開けるとセシリアだった。
「どうした、セシリア」
「夕食がまだでしたので食堂に行きますが、一夏さんもまだかなと思いまして」
「ああ、もうこんな時間か。一緒に行こうか」
「はいですわ」
と言って俺の腕を組んで歩く。まあいいかと思いながら食堂に行く。今の女子の服装はラフな格好が多いがもう慣れた。
「お。織斑さんだ。やっほー」
「ええっ!?お、織斑さん!?」
一人のほほんとした子が俺を見つけてぶんぶんと手を振っている。名前は布仏本音でニックネームとしてのほほんさんと呼んでいる。寮にいる時はどんな時間帯でもダボダボのパジャマを着ている。
「やー、おりむー」
「やあ、のほほんさん」
「それよりさあ、私とかなりんと一緒に夕飯しようよ〜」
のほほんさんはいつも身長差三十センチある俺の体にひっついてくる。
「そのかなりんって子、行っちゃったぞ」
「おわー、ほんとだーいないー」
ラフな格好だったのか見られたのが恥ずかしいのか先に行ってしまったようだ。そしてのほほんさんも走って行く。さてと食堂に着いたはいいが、多いな。それもあそこの席で何話しているんだろうか。
「ねえ、聞いた?」
「聞い
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