第2巻
噂
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た聞いた」
「え、何の話?」
「だから、あの織斑さんの話よ」
「いい話?悪い話?」
「最上級にいい話」
「聞く!」
「まあまあ落ち着きなさい。いい?絶対これは女子にしか教えちゃダメよ?女の子だけの話なんだから。実はね、今月の学年別トーナメントで・・・・」
はあ、もう少し落ち着いて話せないのかねえ。まあ思春期の女子だからしょうがないと思うけどな。
「セシリア、あれ何だろうな」
「トランプかもしくは女子だけでのお話でもやってるんじゃありませんの?」
俺は小声にして言った。
「何か情報入ったら、メールでもいいから知らせてくれ」
「わかりましたわ」
と言ったあとに夕食を持って、席に座った。そしたらあそこの集団はさらに盛り上がっていた、いつもより盛り上がり方が熱気を増してるような気がした。
「えええ!?そ、それ、マジで!?」
「マジで!」
「うそー!きゃー!どうしよう!」
何か面白い話でもあるのかと思いながら食べてると、黄色い歓声が飛び交っていた。
「そういえばイギリス政府から連絡が来ましたわ」
「それ知ってる、俺のノーパソにメールが入っていた。ブルー・ティアーズの量産のことだろう?」
「はい、それでデータを渡してないだろうなと連絡が入りまして」
「まあセシリアは表ではイギリス代表候補生だが、裏ではブラック・シャーク隊の隊員だからな。おっとここでは話しちゃいけないんだった」
と俺は話すのをやめて食べていたら女子が俺のことを発見した。このことは人がいないところで話すべきだからな。
「あーーーーーっ!織斑さんだ!」
「えっ、うそ!?どこ!?」
「ねえねえ、あの噂ってほんと・・・・もがっ!」
例の奥の一団の中で俺の存在に気付いた女子がなだれ込んでくる。噂、ねえ。噂って話そうとした女子は取り押さえられていた。
「い、いや、なんでもないの。なんでもないのよ。あはははは・・・」
「バカ!秘密って言ったでしょうが!」
「いや、でも本人だし・・・」
俺は何だろうなと思いながらも、手を停めずに食っていた。セシリアも気になるのか、手を停めていたが。
「噂ってなんだ?隠し事はよくないぞ」
「そんなことっ」
「あるわけっ」
「ないよ!?」
連携技決めたと思ったら、即撤退した。何なんだ、あれ。怪しいが泳がせておこう、あとでセシリアに聞くし。
「そういえば今日はどこに行ってましたの?」
「友達の家、それで友達の妹が来年入学するかもって話になってもし入学したら俺が指導するって約束した」
「な、なんですってえー!」
そこには立ち尽くした鈴がいた。そのあと復活して同じ机で
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