聖杯大戦編
動き出す影
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宵は私の血が騒ぐのでね。私も相棒も強者の血を欲している。少し付き合ってはくれませんか?」
「血の匂いに群がる狂犬といったところか・・・悪いが私はすでに引退した身。強者との死闘を望むらな他を当たって欲しい」
「隠しても無駄です。あなたからは私と同じ『人斬り』の匂いがする。その上足運びだけでもその武練の程が窺える。あなたほどの武人はこの時代はおろか私がいた時代でも珍しい」
そして謎の人物は刀の少し引き抜いた。
その音に剛は振り向くが・・・・。
「っ!?貴様、その顔・・・・」
気が付けばその人物は横を通り過ぎていた。
「あらあら・・・意外とあっけない・・・」
そして・・・。
ズシャッ!!
剛は体を袈裟懸けに切り裂かれ、その場に倒れた。
「父さん!!」
龍一は病院の部屋に慌てて駆け込んだ。
そこには・・・・。
「「「「あっ!!」」」」
「・・・お邪魔しました・・・・」
剛を看病するさくら、プレシア、リンディ、禊を目撃した龍一はそそくさと扉を閉める。
「ちょっと待て!!龍一、君は自分の父親をなんだと・・・「父さん」・・・!?」
「新しい母さんができるのは別に構いませんが、母さんが複数いるのはやめてくださいね?」
「だから違う!!」
「く〜〜ん」
「あん!!」
剛のベッドの中からアルフと久遠も出てくる。
女性陣はそれを恨めしそうにまた羨ましそうに睨みつけていた。
・・・いやさくらさん?
『私も獣耳があるのに・・・』とかぶつぶつ言わないでください。バックから見えている首輪は何ですか?
プレシアも『駄犬には鞭で教育しなければね・・・』とか昔の鞭を取り出さない!!
『やっぱりあの人はロリがいいのかしら・・・』とか一児の母に見えないリンディさんが言ってもそんなに説得力ないですから!!
『お兄ちゃんに撫でてもらえるのは僕だけだ・・・』って禊さん・・・あなた妹ですよね?
「僕と同じ年の見た目の母さんもノーサンキューです」
「だから違うと言っているだろう!!」
必死になって言い訳する剛だが久遠とアルフの頭を撫でながら言われても説得力がない。
久遠の人間フォームは基本幼女だし、アルフも最近消費を抑えるために人間形態でも子供フォームで過ごしているため洒落にならない。
死んだ母さんもロリ体型だったしなあ・・・。
とまあ、冗談はさておき・・・。
「一体誰にやられたの?」
禊が光のない目で剛を見る。
「禊・・・怖いからその目はやめなさい」
「でも剛さんを倒すなんて。よっぽどの実力者ね」
プレシアが剛に聞いてきた。
「一応顔はみたが・・・シグナムに非常によく似ていた」
「シグナ
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