幼少期編1
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当たり前だ。お前との遊びは一緒に遊ぶ奴からすると命懸けだからな。私が一緒に遊んでいたのは、他の子達に被害が出ない様にする為だ。そんな自己犠牲で私が一緒に遊んでいた事は知らないだろうが、だからこそイリナが私の事を好きになるのは必然だろう。
「そうだな。もし、イリナが引っ越した後に、私とイリナが再開できた時は付き合ってやらなくも無い。」
「本当に?絶対だよ。もし、引っ越した後に私と会えた時は私と絶対に付き合ってよ。嘘は付かないでよ。約束だからね!その時に他の子と付き合っていたなら、しょうがないから、その子をボコメキョにした後に私と付き合ってもらうからね!」
後半がどう考えても滅茶苦茶だと思うのだが。私と再開できた時に私に彼女がいればボコメキョにすると言っているから、本当に危険な女だとしか思えない。本当に5歳児なのだろうな・・・
実は彼女はクレスが生まれ変わった姿では無いのかと思う時が有るぞ。
二日後、イリナは外国に引っ越した。ついでに言っとくが、この二日間は平和に生活出来なかった。イリナの父親が、家宝であるという聖剣を構えて私に襲い掛かってきたりした。
「一誠君。悪いけど娘はやらん!」
「子供相手に本気で手を出すとはな。サイクロン。」
「ギャアア!!?どこからか、竜巻が来たぁぁ!!?」
だが、イリナとは違い魔法で何とか撃退した。私はイリナには殺気が無かったから、手を出せんだけだ。イリナの父親は殺気を躊躇無く放っていたからな。こちらも遠慮せず、魔法で対処させてもらった。当然、威力は加減したので、どこか遠くに飛ばされた程度だ。イリナ(化け物)の父親だ。あの程度で死にはせん。
イリナの父親がおそらく帰宅した、その後に、
「パパのバカァッァ!一誠君に何をしようとしたのぉぉぉ!!」
と、紫藤家の家から聞こえたと同時に物凄い破壊音が聞こえたが、私は何も聞こえなかった事にした。イリナの父親は5歳の娘に半殺しにされたのだと思ったのだが、次の日になれば、また襲い掛かってきた。しかも、身体中が傷だらけだと言うのにな。言うまでも無く、大半が娘であるイリナに付けられた傷なのだろうが。
「一誠君。私は例え、イリナにボコメキョにされると分かっていても、君に娘は渡さ・・・」
「パパ。いい加減にして!魔神煉獄殺!」
「イリナぁぁぁ!!?パパはイリナの為を思って・・・」
「問答無用!」
「サラバだ一誠君。やっぱり、娘は君に渡そう。この様な鬼の様な強さの・・ぶびゃあぁぁ!!?」
イリナの父親よ。最終的に悟ったか。イリナを嫁としてくれる男は簡単にいない事をな。引っ越す日にそれを解ったか。イリナの父親がぐったりとして、ピクピクしている。私としては、治療してあげたいのだが、
「一誠君。パパは倒しておいたから平気だよ。これ
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