プロローグ
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とは異なる金髪か。生まれ変わる前の記憶が有る事が関係しているのか?
『おおっ!今回の俺の相棒は凄い奴なんだな。人間の癖に生まれつきから膨大な魔力を持ってるなんてよ。本当に人間なのか?実は魔王の子供じゃないのか?』
私に話し掛けているのか、只の一人言かは知らないが、私の心の中に私とは違う何かがいるらしい。
私は精神を集中させて、自分の精神世界に潜ると、そこにはドラゴンの様な生き物がいた。
『ええっ!?お、おい。お前、一体何者なんだよ。本当に人間なのか・・・
普通なら、こうして精神世界で俺と話せる様になるのは早くても15才ぐらいだぞ。
ってか、何でお前の体は精神世界では現実世界では赤ん坊なのに、大人の姿に成っているんだ?』
このドラゴンの言う通り、私の姿は現実では赤ん坊だが、この精神世界では魔王ダオスとしての姿となっていた。
『騒がしいドラゴンだな。一番戸惑っているのは私だ。私はダオスという。惑星デリス・カーランの出身だった。生まれ変わる前はな。』
『生まれ変わる前?転生悪魔でも天使でも無いよな。それにデリス・カーラン?聞いた事が無いな・・・』
『仕方ない。互いに情報を交換する事にしないか。』
『そうするか。』
ドラゴンの名前はドライグというらしく、ドライグが言うには生まれ変わる前の事は前世と言うらしく、私は前世の記憶の話をすると、
『なるほどな。前世で魔王と恐れられた存在だったのか。道理で人間にしては規模が違い過ぎる魔力を持っている訳だ。何故か知らないけど、お前はデリス・カーランという惑星の出身でクレスという英雄様に負けて、この世界に転生した訳だ。』
『どうやら、そうらしいな。それで今度はこの世界の事を教えて貰うぞ。ドライグよ。』
『そうだな。俺は人間の世界を詳しく知ってる訳じゃないから、知ってる限りの知識は教えるぜ相棒。』
私はドライグの話を聞いた。この世界では悪魔や天使が存在するのは前世の世界とは同じだが、人間は悪魔や天使の存在を知らないのがほとんどだという事を。それと神器(セイクリッド・ギア)という武器を生まれながら持つ者も存在するという。
後、この世界での人間の歴史と文化もドライグが知る限りだが教えてもらった。
『そして、俺の正体は神をも手こずらせる二天龍の片割れの一体である赤龍帝と恐れられる存在ドライグ様だ!』
『とてもそうは見えんが・・・』
『本当だぞ!今は封印されてこんな姿だけどよ、こう見えて神機をも凌駕する神滅具の一種である赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の管理者みたいなモノさ。』
『そうか。それでその赤龍帝と恐れられる存在であるお前は何故、封印されたのだ?』
『それはな、俺が同じ二天龍の片割れであるアルビオンと喧嘩したら、天使と悪魔と堕天使の三つ巴
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