第5話 僕タチハ死ンデシマッタ
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強羅木の反応を待った。
クグチに見える世界では、雨だけが強く、雨だけ不滅で、雨音は最も親しい声だった。強羅木より、父より、誰よりも。
「全部話せ」
その中に、涼やかな別の音色が混じる。
近くの家を見た。軒先に下がる風鈴を、幼い頃にも見たことがある。
「どういうことか、全部話せ」
クグチは風鈴を、怖いと思った。
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