暁 〜小説投稿サイト〜
転生者の珍妙な冒険
第二部 異世界奮闘編 〜革命者ディノ〜
仲間を取り戻そう
ダイアーさん、貴方の噛ませ犬っぷりは払拭した・・・・・かな?
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「アタシに仕置だと!? つまりお前アタシのザ・ハンドに勝てると思ってんのか!?」
俺の台詞に腹が立ったのか、プンスカと起こり始める女の子もといビリオン。
何故か後ろでザ・ハンドも地団駄踏んでるし、結構スタンドを使いこなせてるのかもな。
「アタシのザ・ハンドはメッチャ強いんだぞ!! 右手で触ったらどんな物も削っちゃうし、空気を削ったら瞬間移動も出来るんだぞ!!」
バラしていいんだろうか・・・。まぁ、俺は元々知ってるから言わなくても一緒だけど。
「らしいね、知ってるよ。だけど勝てる。」
「上等だ!! お前もこの精霊(スタンド)が使えるってお姉様達から聞いたぞ! 出せ、出して戦え!!」
「いや、大丈夫だ、心配ご無用。スタンド無しでも勝てる。」
ちょっと挑発するだけだったんだが、やっぱり気に食わんかったようだ。
頭から湯気出すような勢いでブチ切れた。
「巫山戯んなよ!!! アタシの精霊(スタンド)のこと知っててそれでも精霊(スタンド)無しで戦えるってのかよ!!」
「うん。」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!! 分かった、アタシも精霊(スタンド)は使わねぇ! お互いに格闘で勝負だ!!」

あ、何か変な方向に進んだ。





















「破砕突!!」
「クラッカーボレイ!!」
ガガッと鈍い音を立ててビリオンの抜き手と聖斗のクラッカーがぶつかり、2人は再び距離を取る。
こう言えば、2人の打ち合いは互角に終わったかのように聞こえるだろう。武器と無手というところから聖斗が有利と考えられるかもしれない。
「チッ・・・・。」
だが、舌打ちした聖斗の視線の先にあるもの、それはたった1合の打ち合いで砕け散った自分のクラッカーだった。
「厄介な力だな、それがお前のスキルか?」
「そうだ! アタシの拳は触れたものを粉々に出来るのさ!!」
そう言って胸を張るビリオン。自分をコケにした(と本人は思っている)相手を追い詰めている(とやはり本人は思っている)のが得意で仕方ないようだ。
だが、その隙を見逃す程、聖斗は甘くなかった。
「りゃあっ!!!!」
ベキッ!!
「うげっ!?」
さっきまでクラッカーに気を取られて何の構えもしていなかったとは思えないほどの踏み込みと、蹴り上げ。
対するビリオンはギリギリで背を反らして避けようとするも、顎に蹴りが掠った。
「いってぇ!! 何で掠っただけなのにこんなに痛いんだ!!?」
「そりゃお前、俺の格闘技の賜物よ。 でも今の状態から半分以上回避するとか、大した運動能力だな。 ソラララララァ!!!!!!」
そのまま繰り出される蹴りの猛ラッシュ。掛け声が珍妙なのは師匠の影響だろうか・・・・。
「五月蝿い!! 一々上から物言って、腹が
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ