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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos53決戦直前/たった一つの冴えたやり方〜VERSUS〜
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」
「ううん、変われる、絶対に変われる。ボクらが、王様が居るから!」
「無理ですよ。もうすぐこの身は完成しますから、変わるにはもう遅すぎます。この身は破壊を齎す為。それこそが、私の生まれた意味です。知っているでしょう? そして誰も私を扱いきれず、私たちを闇の書の底へと沈めたことを」
「もちろん知っていますわ。何せ私たちはこれまであの牢獄のような虚無の中にて共に在ったのですから」
「それを知っていながら、どうして私の前に立とうとするんですか? 私は・・・貴方たちすら破壊してしまうと言うのに。忘れたのですか? 先日、私があなた達の体を貫いたのを」
「そう簡単には壊されないでありますよ。初見とは違い、U-D、あなたの攻撃手段を知っているでありますからな。ですから大丈夫であります。ちゃんと救うであります、我らが、そして我らの王が!」
王下四騎士からの強い意志の籠った言葉にたじろぐ砕け得ぬ闇が、「そんなの戯言、夢物語ですよ。私を救うことなんて、誰にも出来ません。誰にも、私を救うなんて・・・」と、暗に救われたいのだと漏らした。それを確かに聞いた四騎士は顔を見合わせあって頷き合った。
「救えるかどうか・・・」
「試してあげる!」
「そして知りなさいな」
「何事にも終わりがあるということを、であります!」
四騎士がそれぞれデバイスを構えて臨戦態勢に入り、
「サラマンダー!」
「ケーニヒスベルク!」
「シャルンホルスト!」
「ツェッペリン!」
「「「「ロード!!」」」」
対U-Dプログラムを搭載したカートリッジやプログラムを起動させた。そして瞬時に散開し、砕け得ぬ闇の四方を陣取る。先手必勝の一撃必倒。まずアイルが「テスペスト・オブ・エンリル!!」特大魔法を発動。
本来はアイルを護るように発生する吹雪の竜巻が、砕け得ぬ闇を覆い隠すようにして発生。竜巻内に閉じ込められた砕け得ぬ闇へと竜巻裏面から氷の砲弾、剣、槍、と様々な攻撃が次々と撃ち込められる。
「次、フラム!」
「応であります! タラスクス、吹雪の消失と同時に最大魔法であります!」
“タラスクス”が大剣形態のツヴァイヘンダーフォームへと変形させ、背負うような体勢で構えマガジン内のカートリッジを全弾ロードし魔力を上乗せ。さらに周囲に発生褪せた4つの炎の竜巻を刀身に集束させたところで、竜巻の中央付近から炎の翼がバサッと羽ばたき、燃え散らせた。
「ドラッヘン・・・アポカリプスッ!」
フラムが炎の大剣と化していた“タラスクス”・ツヴァイヘンダーを大きく振り下ろすと、大剣を構築していた炎が7つの頭を持った竜型砲撃と化し、砕け得ぬ闇へと向かって行き、直撃した。空一面に咲く劫火の花。
「アイル、フラム
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