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Fate/staynight/the/crossovermoment
求めていた現実
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大体の英霊なら所持している武器で英霊の正体が判別出来るニャ〜」

「弓使い 「アーチャー」か。
不自然の欠片も見当たらないが、、、老けたオッサンの方は何者なんだ?」

モオズ・アカラトはライダーと判断したらしいが所持している武器は、、、鎖鎌?
鎖鎌ならアサシンの方が似合いだが?

「私の勘が囁いてるニャ〜〜〜〜〜!
あの英霊、とんだ曲者ニャ!!」

「曲者?」

シャーーー!!と猫特有の表情が実に可愛らしいがモオズ・アカラトは怒っている?

「奴は英雄を侮辱してるニャ!!
奴は二つの器を持つ英霊ニャ!!」

モオズ・アカラトの目の色が変わっている。
魔法の類だろうが、見知らぬ魔法だ。

「奴は本来はライダーの筈なんだニャ!
でも、アサシンが混じってるニャ!!」

「ライダーとアサシンが混じってる?」

「本来の英霊は七つの器「クラス」に別けられるニャ〜。
セイバー・アーチャー・アサシン・ライダー・キャスター・バーサーカー・ランサー。
英霊に与えられる器「クラス」は英霊に一つのみ。
にも関わらず、奴は二つの器を宿しているニャ!!」

「器を二つか、、、本来なら有り得ないのか?」

別に器「クラス」を二つ与えられていても俺は不思議に思わない。
逆に今迄の聖杯戦争で器「クラス」が一人の英霊に一つだけの方が不自然だと俺は思う。

「死ぬ前の自分を貶しているニャ!
生前の自分を捨て新たに器を加えるなんて!」

モオズ・アカラトの怒りが増大していく。
抑えていた筈の怒りは我慢の限界を超えたのか魔力が増大している。

「器を加えた、、、元々、生前の英霊が二つ兼ね備えた英雄なら?」

「不可能ニャ!
生前、自分が一番優れていた能力に応じて器を与えられるだニャ!
奴が持っている宝具は鎖鎌なら生前 アサシンだったかも知れないニャ!
でも、それならなんでライダーの器を宿してるニャ!」

生前、自分が一番優れていた能力に応じて器を与えられる?
モオズ・アカラトが言ってることが事実なら二つの器「クラス」を宿している目の前の英霊は何者なんだ?

「もう少し、、、様子を見よう。
大丈夫、落ち着いて、、、」

怒りに我を忘れかけているモオズ・アカラトを落ち着かせる。
何故、モオズ・アカラトが器「クラス」や英雄にこだわるのか俺は知らない。
だが、落ち着かなければ把握出来ない真実も見落とす。

「ガァーーーーーーーー!!」

狼の様な雄叫びをモオズ・アカラトは魔力を放出する。
凄い魔力、聖杯戦争で勝ち残った者の魔力だと納得出来るが、今は状況を見極める。

「落ち着け モオズ・アカラト!!
お前は聖杯戦争を見届けるんだろ!!」

「状況を、、、、、、、、、状況を
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