暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
憎悪〜
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くそ、誰なんだ・・・お前は・・・!?」

・・・その時、ローブの人物が空を見た気がした。

「・・・戦力低下、確認。・・・任務、完了」

・・・女の、声・・・?これは・・・



「・・・」

ローブの人物から視線を感じたが・・・すぐにその場からいなくなってしまう。

「く・・・みんな、無事か?」

「は、はい・・・」

「なんとかな・・・」

「ったく、ヒート使うとロクな目にあわねぇ」

それぞれダメージを受けてるみたいだが、なんとか平気みたいだ。・・・そうだ、シンクは!?

「そらそらそらぁ!」

シンクの連撃をアニスが受けていく。

「しつ、こい!」

アニスの一撃を避け、シンクは笑う。

「連撃行くよ!」

シンクの音素を纏った蹴りと拳がアニスを襲う。

「疾風雷閃舞!!これで止めだぁ!!」

「はうああ!?」


アニスが吹き飛び、ティアに受け止められる。

「アニス、しっかりして!」

「勝てるわけないだろ?次はお前だ!」

「させませんわ!」

ナタリアの矢がシンクを掠める。

「チッ・・・」

「今だ!」

ルークが踏み込み、剣を突きだす。

「雷神剣!」

「くぅ!」

「下がれルーク!断空剣!」

「ぐぁ!?」

ガイに音素が集まり、火を纏う。

「気高き紅蓮の炎よ、燃え上がれ!鳳凰天翔駆!!」

ガイの秘奥義でシンクが吹き飛び、そのまま動かなくなる。

「シンク・・・」

アニスが近寄ろうとするが・・・

「ヴァン・・・この歪んだ世界を・・・」

・・・シンクはそう言うと、音素乖離を起こし・・・消滅した。




「・・・ホント、馬鹿だよ・・・」

「アニス・・・」

「もう、イオン様が死ぬところは見たくなかったよ・・・!」

「・・・ですが、アニス」

ジェイドが何かを言おうとしたが、アニスは首を振る。

「分かってます。・・・総長を止めないと・・・」

「・・・そうです。行きましょう。・・・サキ、動けますか?」

「・・・なんとか」

立ち上がり、方天画戟を空間に投げ入れる。・・・待ってろヴァン。・・・決着をつける!
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