暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
憎悪〜
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みようよ。アンタ達と空っぽのボク、世界がどっちを生かそうとしてるのかさぁっ!」

「リパル、行くぜ!」

俺は一気に進もうとするが・・・

『了か・・・!?咲さん!右ッス!!』

「え・・・ぐっ!?」

不意に右から訪れる衝撃。咄嗟に方天画戟を出したが、そんなので受けきれる訳がなく、俺は吹き飛ばされ、壁に激突する。

「かはっ・・・!」

肺から空気が押し出される。

『咲さん!咲さんっ!しっかりして下さいッス!』

「・・・ぐ、・・は・・・き、聞こえて・・・ゲホ、ゴホッ!」

上手く呼吸が出来ない。一体誰だ・・・

「・・・ぐ・・・!」

顔を上げると・・・そこには黒いローブで全身を隠した誰かがいた。

「咲さん!・・・操影術!」

バシィ!

撫子の影がローブの腕を拘束する。

「一体何者・・・ですか!」

だがローブの人物は答えず、思いきり腕を引いた。

「・・・なっ!?」

するとあっさりと影が音を立てて切れる。

「そ、そん・・・がっ!?」

一瞬で踏み込み、右の拳が撫子を捉え・・・吹き飛ばす。

ズガァァン!!

「あ、あ・・・あ・・・!!」

撫子が腹を押さえ、もがき苦しむ。

「撫子!・・・こいつ!」

「ま、待て黒・・・」


ズシャア!

「ぐあ・・・」

一瞬で武器を弾かれ、鮮血が舞う。

「く、くそ・・・」

・・・よかった。どうやら浅かったようだ。黒羽はすぐに後退り、撫子の傍による。だが、それよりも問題は・・・

『さ、咲さん・・・アレは』

「ああ・・・」

その人物の腕から伸びている黒い刃・・・アレは。

「・・・闇」

『ルナ!マキシマムドライブ』

「関係ないぜ。ただ・・・狙い撃つ!」

知也がトリガーマグナムで撃った予測不可能な弾を・・・全てそいつは弾き飛ばした。

「・・・技で駄目なら力だ!」

『ヒート!マキシマムドライブ!』

「トリガーエクスプローション!」

巨大な火の玉を打ち出す。


「ーーーー」

ローブの人物が何かを呟く。すると・・・それよりも巨大な炎がローブの人物より放たれた。

「な・・・ぐあああ!?」

知也が炎に呑まれ、吹き飛ぶ。

「知也!・・・この・・・調子にのんな!」

方天画戟を全力で振り下ろす。・・・ローブの人物は刃で受け止め・・・

「・・・!?」

片手で弾き飛ばされ、繰り出された拳を防いだが・・・完全に隙ができたところに蹴りが炸裂する。

「くぅ・・・!?」


そのまま転がり、俺は立てなくなる。

「・・・うう・・・」

『だ、大丈夫ッスか!?』

「・・・
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