第1部 ゼロの使い魔
第9章 破壊の剣
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くれたらなおさらである。
4人がどうするかと作戦を立てていると、ウルキオラが言葉を発した。
「あの中には誰もいないし罠もない」
4人はなぜわかるんだ?といった顔である。
「なんでわかるのよ!」
ルイズが皆を代表して言った。
ウルキオラは本を閉じ、立ち上がる。
そして、一瞬で廃屋の扉の前に移動した。
4人は急いでウルキオラの後を追った。
ウルキオラが扉を開き中に入る。
キュルケとタバサが後に続く。
ルイズは外で見張りをすると言って、後に残る。
ミス・ロングビルは辺りを偵察してきますと言って、森の中に消えた。
小屋に入ったウルキオラたちは、フーケが残した手がかりがないかを調べ始めた。
そして、タバサがチェストの中から……。
なんと、『破壊の剣』を見つけ出した。
『破壊の剣」
重いのか、地面に鋒を刺している。
それを皆に見せた。
「あっけないわね」
キュルケが叫んだ。
ウルキオラはその『破壊の剣』を見た途端、目を丸くした。
「おい…それが『破壊の剣』か?」
ウルキオラは驚いていた。
「そうよ。あたし、見たことあるもん。宝物庫を見学したとき」
キュルケが頷いた。
ウルキオラは、近寄って『破壊の剣』をまじまじと見つめた。
(間違いない。これは……)
そのとき、外で見張りをしていたルイズの悲鳴が聞こえた。
「きゃああああああああ」
「なんだ?」
一斉にドアを、振り向いたとき……。
ばこぉーんといい音を立てて、小屋の屋根が吹き飛んだ。
屋根がなくなったおかげで、空がよく見えた。
そして青空をバックに、巨大なフーケの土ゴーレムの姿があった。
「ゴーレム」
キュルケが叫んだ。
ウルキオラは探査回路を展開させる。
(あながち間違ってはいないらしいな…)
タバサが自分の身長より大きな杖を振り、呪文を唱えた。
巨大な竜巻が舞い上がり、ゴーレムにぶつかっていく。
しかし、ゴーレムはビクともしない。
キュルケが胸に差した杖を引き抜き、呪文を唱えた。
杖から炎が伸び、ゴーレムを火球に包んだ。
しかし、炎に包まれようが、ゴーレムはまったく意に介さない。
「無理よこんなの!」
キュルケが叫んだ。
「退却」
タバサが呟く。
キュルケとタバサは一目散に逃げ出し始めた。
ウルキオラは余裕たっぷりと小屋から出た。
すると、ルイズがゴーレムの背後に立っているのが見えた。
ルイズはルーンを呟き、ゴーレムに杖を振りかざした。
巨大な土ゴーレムの表面で、何かが弾けた。
ルイズの
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