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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
四話 お邪魔です。
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そこまで言うと、また笑顔に戻り一言。
「あ、今度、弟にケンカ売る時は私がたか〜く買ってあげるからそのつもりで。コテンパンにのして、遊戯王がトラウマになるくらいに潰してあげるからね♪」
最後に特大の爆弾を投下すると僕の手を引いて、歩いて行ってしまう。
◆◇◆
ーー帰宅後
「やってしまった……」
私はベットへと突っ伏し、昼に自分が行った事に対し後悔していた。幾ら何でも小学生の子にやり過ぎた。それにあの時は、自分でも自分が自分ではない誰かのように感じた。
「うぅ、絶対弟に嫌われた〜〜…………」
『そんなことないですよ、弟を助ける姉みたいな感じでかっこよかったですよ』
「ホント……?」
目元に涙を溜めながらも顔を上げ、慰めの言葉をかけてくれるデスガイドを見上げる。なぜか、デスガイドの頬が紅い……
『そうですそうです。それに……』
「それに?」
先を促すと、
『落ち込んで、涙目の優希さんも可愛いですよ♪』
頬に手を当て、身体をくねらせ照れながら言う。あまりにも予想外過ぎて、ベットから落っこち腰を強打する。
「イテテ……。だ、駄目だこいつ」
半ば諦めたように呟く
『おっと?弟さんがきたようですよ〜。私はお邪魔なので失礼しま〜す』
「うへぇい??ちょ、待て!」
ニヤニヤしながら身体が透けて見えなくなっていく。
残された私は腰の痛みからなかなか立ち上がれず、オロオロと慌てる。
「お姉ちゃん、入るね?」
ガチャリとドアが開けられ、徹が部屋へと入ってくる。そして、床で必死に立ち上がろうと私と目線が重なり、何やってんだと目が訴えてくる。
「ど、ドしタの??」
気まずくなり、話を切り出そうとするが思っていたより慌てていたため声が裏返り、変な発音となってしまう。弟の目はお前のが何やってんだよと言っている。
おうふ……絶対変な誤解をされてそうだよ
「えーと……お昼の事でさ……話があるんだ」
「な、なに、かな?」
よ、よりにもよって、そ、そのことかぁ??絶対文句言われるでしょ!だって、苛めっ子に対して喧嘩売るなら高く買ってやんよ!とか、潰す宣言してたし、私が。あぁ、どーしよ、なんて言われるんだろ
表では無理やり平静を装い、内心では台風の如く大荒れである
ビクビクとしながら、弟の次の言葉を待つ
「…………ありがとね。」
「ごめ、……え?」
思っていた言葉とは真反対のベクトルの言葉が発せられ、思わず語尾が疑問系になってしまう。
「嬉しかったんだ、姉ちゃんが僕を庇ってくれてさ……。いつもは太志君にあんな事言われても殴られるのが怖くて反論できなくて悔しかった。けど、姉ちゃ
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