第33話 微熱のキュルケ
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ケが司に、質問した。
その途端、周りの女生徒が静かになる。聞き耳を立てているようだ。
もし魔法学院でアンケートを取ったら結婚したい男性のナンバー1に選ばれるだろう。その証拠に、配膳していたメイド達まで、配膳を止めて聞き耳を立てている。その一方、男子生徒は諦めている。ルックス、家柄、お金、知識、実力で敵わないと認識していた。
「一般人、この国で言うと平民かな、様は貴族とか特別な存在でないと言う意味の言葉。一般人でも構わない、ただ価値観が同じで、知的で奥ゆかしい人かな。」
「ふ〜ん。やっぱり変わっているわね。」
「別に普通の事だよ。ハルケギニアだけだよ、身分に拘っているのは。他の国の歴史の中では、王族だって一般人と結婚した例があるから。」
「へぇー。」
「きっと、ハルケギニアもそんな国に、なると思うよ。ゲルマニアでは、お金で爵位が買えるじゃないか。ある意味、能力主義じゃないか。国のために忠誠を誓うのに、貴族も平民も関係ないよ。貴族は、貴族なりに重い責任があるだけだよ。そんな重い責任を果たさない貴族は、衰退が待っているよ。」
Sideout
何故か、その日から女生徒やメイド達が奥ゆかしくなるのであった。
キュルケはその後から、ルイズたちの訓練に参加するようになった。
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