1部
14話
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い時間であれば多少の自由は許されている。
で、私はいつの間にやら顔馴染みの……いやこの場合、仮面馴染みとでも言うべきか?店員の前では面を取ったことはないので、顔は知られていないのだからな。
……まぁ、結局手間のかかる任務を終えた後にテンテン達とよく来る中華料理屋に来た。
「店主、奥の部屋は空いているか」
「はい、いつものお席が」
「それは結構」
私はサスケを連れていつもの奥の個室席へ向かい、いつものようにメニューに眼を通す。
「……あんたがこういう店に来るっていうのは意外だな」
「む?どういうことだ?」
「あんたの事だ、食事なんて栄養さえ取れれば何でもいい扱いだと思っていた」
「……なぜ、私の周りの人間は私をそうおかしな方向へ誤解してるのだ?
そも、非常時ならともかく普段は食事に関しては妥協はないぞ。可能な限り美味いものを食らうというのは精神衛生的にもいい事だ。
君も憎しみなりなんなりを持つのは結構だが、せめてこういった日頃の行いには余裕を持つといい。人間、余裕がなければ日々に支障をきたすからな」
「ああ、そうかい……」
「遠慮なく注文するといい、支払いは私持ちだ」
「じゃあ、炒飯と海鮮炒め、玉子スープを……「それだけか?」……点心も頼む「……」……棒棒鶏も追加だ!!」
「存外少食なのだな、店主注文だ。彼には炒飯、海鮮炒め、玉子スープと点心を。
私は叉焼麺、海老炒飯、酢豚、揚げ物三種盛り、野菜炒め、青椒肉絲、豚の煮込みに餃子と北京ダック、食後に杏仁豆腐とドラゴンフルーツの盛り合わせだ」
「はい、畏まりました」
店主はメモを取ると個室から出て厨房へ帰って行った。
「どうした、サスケ?」
「あんた、さっきの注文を全部食べるのか?」
「当たり前だ」
「……その体の何処に消えていくんだ?」
「普通に生活すればこの位食べるのではないか?」
「あんたはもう少し常識を学ぶべきだ」
「いや、適正体重は保っているのだから問題はないだろう?162cmの45.4kgの女子としては比較的高身長ではあるが、体に緩みはないぞ?」
「……あんた、女性としての恥じらい的なものはないのか?」
「何を恥じる?私の体に恥じる所などないぞ」
「聞いた俺が馬鹿だった」
……ネジといいサスケといい、女性としての恥じらいなど子供が産める年齢になってから気にするべきだろう?
その後、デザートまで食べ終えてから店を出ると意外な人物に出会った。
「む、ナルトか?」
「おっ、ねーちゃんもメシ?」
「ああ、食べ終えた後だがな」
「そっか……って後ろで顔色悪そうな奴がいるけど、誰だってばよ?」
「うちはサスケだ……全く、あの程度の量で音を上げるとは不甲斐ない」
「ふざけんな……なんだあの店、量が多すぎるだろ。なんで全部大皿な
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