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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
一時の幕間
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ことあるの?」

セイバーの気持ち?

「セイバーは士郎の事が好きなのよ」

「えっ?」

「私はセイバーに士郎を譲る気は無いわ………………だけど、セイバーの願いはできるだけ叶えてあげたいの」

「………………えっ?」

「だから、セイバーを抱きなさい」

それだけ言い放つと遠坂は俺の服の襟首を掴み俺を引きずりなから移動。呆然としている俺は抵抗することなく引きずられる。そのまま、セイバーが使っている部屋の前にくると

「ほら、男ならさっさと決めなさい!」

「痛っ!」

セイバーの部屋へと押し込められる。部屋には一組の布団が敷かれておりその上にはパジャマ姿のセイバーが座っていた。

「よろしくお願いします、シロウ」

「マ、マジでやるのか…………」

肩を並べて戦い、命を預けあった戦友。なにも知らない半人前の俺に、その誇り高き剣をささげてくれた騎士。
セイバーの存在があったからこそ俺はあの聖杯戦争を生き延びることが出来た。それは紛うことの無い事実。
その彼女を抱けと自分の彼女である遠坂に言われた。

(いや、やっぱり無理だ)

正直言ってセイバーを抱くってのは、俺にとってこの上なくきつい試練だ。勝てる勝てないは別にして英霊と一騎打ちしたほうがよい。
俺には遠坂凛がいる。
学園のアイドルにして成績優秀な優等生、その上に猫の皮を幾重にもまとい時折その尻尾をちらつかせるあかいあくま。彼女の事を考えると、無理を気がしている。
そんなことを考えていると再び扉は開かれパジャマ姿の遠坂が入ってきた。

「と、遠坂?な、なにを…………」

「私の目の届かないところで他の女と寝させるわけないじゃない?セイバーからも許可は貰ったわ」

「はい。シロウはリンの伴侶なんですから当然の権利です」

「なんでさ!?」

まずい、遠坂もセイバーも凄いノリノリだ。なんとかしてこの場を切り抜ける為の言葉を尽くそうにも、俺に二人を納得させる言葉が見つからない。
肉体関係を求めることを悪いとは言わないが、俺がその道を歩くことは間違っている。
いや本当間違っているのであんまり近寄らないでください。ちょっとだめ…………

「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」































「う、う〜ん…………ここは」

気がつくと目の前には見慣れた机の山と藤ねえからもらったタイガーライトが目に入った。

(えっと、俺は確か………)

気絶する寸前まで記憶を遡っていく。ダンさんと剣を交えて緑アーチャーに宝具を使用されそれを防ぐために咄嗟に投影をしたんだったよな。
確か投影したのは青い鞘だったか?そしたら
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