第二部 異世界奮闘編 〜革命者ディノ〜
仲間を取り戻そう
ネーナさん、あなたはこの1年で一体・・・・
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「おいお前、アタイ達に勝てると思うなよ!!!?」
「ボッコボコにしてやるから覚悟しな!!」
「いや、俺が何した・・・?」
王都への入都も恙無く終わり、ギルドに行ってジークの登録も済ませ、宿も見つけ、いざ仲間探しと思ってギルドにいた冒険者にネーナさんのことを訪ねてみたらこーなった。
今、俺は王都の冒険者ギルド内にある訓練場の武舞台に立ってる。
目の前には話を聞こうとした女冒険者2人がいて、何故か俺を睨んで威嚇してくる。
ジークは「俺、タルタスさんの情報集めてくるわ!」って言ってサッサと何処かへ消えた。面倒事を察知して逃げたんだろう、畜生・・・。
まぁ、兎に角このまま睨み合ってても何の意味もないだろうし、コミュニケーション頑張るか。
「おい、何でお前らはそんなに俺を怒ってんだ? 俺はネーナ・チュミンについて聞いただけだろ?」
「だからだよ!!」
「お前みたいなのがお姉様に会えると思うな!!」
「・・・・はい?」
訳分からん、コミュニケーションも成功する自身が欠片もない。お姉様? どーゆーこっちゃ・・・。
「てか、そもそもお前ら誰だよ、俺とは初対面だろ?」
「名前聞くならお前から聞くのが礼儀だろ!? そんな事も知らないのかい!?」
「そうだそうだ!!」
コイツら・・・・・・・・・。
「まぁ、そうだよな。俺の名前は夜「まぁアタイは親切だから教えてやるよ! アタイはセーナ・フォクス! お姉様のチーム『ロビンソン』の前衛だ!!」・・・・いやオイ「アタシはビリオン・レイン! 同じく前衛だ!!」・・・・・・あ、そう・・・。」
コイツら、馬鹿だわ・・・。
話してたら疲れてきたし、もうサッサと別の所で話聞こうかな・・・・。
・・・・・ん?
「セーナ・フォクス」・・・・・?
・・・・・・・え!?
「なぁ、最初に名乗ったお前。出身地はケモナか?」
「ん? お前アタイの住んでた国を知ってるのか、人間のクセに。」
コイツ、まさかと思うがあの時ケモナにいた狐のガキか!?
いや、でも狐耳が見えん・・・・まぁ人間の耳も見えんから髪で獣耳隠してんのかな?
ま、コイツがいるなら話早いや、仲間の女の子説得してもらお。
「セーナ、俺だよ俺、夜集阿だ。」
そう言うと、セーナはハッとした表情になった後、俯いて震え始めた。驚いてんのか?
「・・・・・・な・・・・・・。」
「ん?」
「・・・とか・・・・・んな・・・・・・。」
「何だ?」
何か呟いてるセーナの声をちゃんと聞こうと近づいた瞬間。
「セートの兄ちゃんを名乗るとか、馬鹿にすんなーーーーーーーーーーーー!!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!???」
いきなりとんでもない勢いの蹴りを放ってきた。怖っ!!
てかコイツやっぱり馬鹿だ、何で約2年で俺の事
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