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特殊陸戦部隊長の平凡な日々
閑話小話:シュミットさんちのピロートーク1
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がいるのでゴメンなさい、って普通にお答えしておきましたよ。
 シュミット2佐」

なのははそう言って悪戯っぽい笑顔を浮かべる。

「さいですか・・・。 しかし、相変わらずモテるな、お前」

「そうなのかな? よくわかんない。 別にうれしくないし」

「ふーん。 で、その男はどこの誰だ?」

不機嫌顔のゲオルグが尋ねると、なのはは呆れたようにため息をついた。

「そう言うと思った。絶対言わないもん」

「ほう、黙秘ですか・・・・・じゃあ、仕方ないな」

ゲオルグはそう言うとなのはの上に覆いかぶさり、なのはの耳に顔を寄せる。

「喋るまで拷問してやる」

ゲオルグはそう囁きかけると、なのはの唇に吸いついた。

「んんっ! ゲオルグくぅん・・・」

そして2人の影が1つに重なった。


<この間、30分間の記録は都合により削除されました>


「はあ、はあ・・・・・。ゲオルグくんのえっち」

一糸まとわぬ姿のなのはは同じく全裸のゲオルグにしがみつくように抱きつきながら
荒い息をつきつつゲオルグに話しかける。

「なのはこそだろ・・・」

同じく肩を上下させつつなのはを抱き寄せるゲオルグが答える。

「そだね・・・きもちよかった」

「俺も気持ちよかったよ」

2人はそう言い合うとしばしぼんやりと抱き合ったまま天井を見つめていた。
しばらくして、なのははゲオルグの腕の中で身体をよじり夫の顔を見上げた。

「ねえ、ゲオルグくん」

「ん?」

「まだ、わたしに告白してきた人のこと知りたい?」

なのはの問いかけにゲオルグは首を横に振って応じた。

「あれだけ拷問してダメなら諦めるよ」

そう言ってゲオルグは笑う。

「拷問って・・・わたし喜んじゃったけど?」

対してなのはは苦笑する。

「そうだな・・・。すごく喜んでた」

かみしめるようにゲオルグは言う。
そしてなのはの身体を抱き寄せる力を僅かに強くする。

「んっ・・・。ね、ゲオルグくん」

「なんだ?」

「結婚する前にした約束覚えてる? いっしょにお風呂入った時にしたの」

「覚えてるよ。 ずっと一緒に居ようってアレだろ?」

ゲオルグが当然とばかりに答えると、なのはは嬉しそうに笑った。

「うん。 覚えててくれたんだね」

「まあ、約束というか・・・自分の想いだからな、あれは」

「そだね。 でも、あのときのことをゲオルグくんが覚えててくれたのが
 うれしかったの。 わたしにとっては大事な想い出だから・・・」

なのははそう言って、慈愛に満ちた笑みを浮かべる。

「でね、もうひとつ言っておきたいことがあるんだ」

「ほう。なんですか
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