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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos52合流/和解〜Before a Decisive Battle〜
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展開したシャルさん、そしてヴィータ師匠にシグナム姐さんだった。
「シャルさんもちっちゃ可愛い?」
「つか、シグナム姐さんもヴィータ師匠も全然変わってねぇ! なんで!?」
ルシルさんとシャルさんはちゃんと子供姿。だけど16年前なのに、シグナム姐さんは変わらず大人で、ヴィータ師匠は変わらず子供のまま。ヴィータ師匠が「師匠だぁ? 弟子なんかとった憶え――てか、未来の話かソレ」最初は訝しんで、俺たちが未来人ってことで納得した。そして、タイムパラドックスに気を付ける、って言っていたのにモロに話す俺に自己嫌悪。
「ま、それはあなた達の時代のシグナム達から聴けばいいよ。さて。本題に戻すけど、一緒に来てくれないかぁ? 悪いようにはしないし、これ以上事情を聴こうとも思わない。それにあなた達をこの時代に飛ばした原因を、すでに保護してるから悪い話じゃないと思うけど?」
「「「「ええええ!?」」」」
ここに来て逃げようとは思わないし、俺たちを過去に飛ばしてくれやがった犯人がすでに八神司令たちのところに居るっていうのなら断る必要も無し。というわけで、「同行します」俺たちは口を揃えてその意思を示した。
「よし、良い子たちだね♪ 未来組御一行様、アースラへご案な〜い♪」
シャルさんがそう言って指をパチンと鳴らすと、俺たちを転送する光が足元から生まれた。
?―?―?―?―?―?
アースラの通路を1人歩くのは、桃花色の髪や衣服を纏った少女キリエ。本局は第零技術部での修復・治療を終えた彼女や、その姉アミティエ、フローリアン姉妹の監視役だったクロノはアースラへと戻って来ていた。そしてキリエは1人で考え事をしたいという理由を付けて、アースラ内をぶらぶら散歩していた。
(1人にして、って言ったのにしてくれてないじゃないの、あの執務官って子)
キリエは後方から視線を受けているのを察知していた。彼女を監視しているのはクロノだ。いくらフローリアン姉妹――特にキリエが観念して事情を話したとしても、彼女の単独行動を許すほど甘くも優しくもない。しかしクロノは気付かれないように細心の注意を払って尾行していた。それでもなお彼に気付いたキリエのセンサーはかなりの優秀さと言える。
「あら?」
どうやって監視から逃れようかと考えながら歩き続けていると、クロノの視線と気配が消えたのが判った。しかしその代わり「キリエ」彼女の名前を呼びながらアミティエがその姿を現した。深桃色の長髪をお下げにし、青色を基調とした衣服を身に纏っている。
「お姉ちゃん・・・」
「どこへ行こうとしているのですか? 大人しくしていなさい」
「なんの用よ。散歩くらい許してよ」
アミティエの問いにぶっきらぼうに答えたキリエは踵を返し歩き去ろうとした。
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