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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos52合流/和解〜Before a Decisive Battle〜
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立てます≫
“銀十字”から不服そうな声が。アインハルトも「銀十字さんが嫌がってますから」そう言って、“銀十字”から彼女の胸へと跳び移ったティオを抱き止めてそう言った。クリスが落ち込んでいるティオを慰めるように頭を撫でて、“銀十字”はティオを避けるようにリリィの側に寄り添った。俺の側じゃないんだな。ひょっとして怒ってるのか?
「あっ、あそこの休憩所!」
「あのビニール袋の中に、余りのおにぎりがあります」
十数時間ぶりの食事にありつける。その嬉しさに早足になって、小走りになって、休憩所へ向かおうとしたその時、「にゃあにゃあ!」さっきまでと打って変わって、何かを報せるように大声で鳴き始めた。クリスをわたわた両脚を振り回して、“銀十字”からも≪転移反応を確認。脅威判定4体、接近中≫って報せが入った。
「接近中ってことは・・・!」
「私たちに対する追手、でしょうか」
「たぶんね。・・・銀十字。魔力反応から誰が来ているのか判るか?」
どうか八神司令が居ませんように、居ませんように、居ませんように。必死に願う。
≪・・・・識別完了。ルシリオン、シャルロッテ、シグナム、ヴィータ、上官の魔力反応と一致≫
未来で得たデータから特定できた。ルシルさんとシャルさん、シグナム姐さんにヴィータ師匠。八神司令は居なかったけど、それ以上にある種最悪の組み合わせだった。とりあえず「念のために林の中に隠れよう。まだ正確には見つかっていないはずだ」そう考えて、俺たちは姿を隠せる林の中に逃げ込む。変身は解除しているから魔力反応で見つかることはないはず。
「にしても、ルシルさんが居るのは正直まずい・・・」
思い出されるルシルさんの反則級魔法の数々。索敵・探査能力はもちろんのこと単独火力ですらも他の追随を許さない、八神司令と同じ魔導騎士の称号を有する、次元犯罪者の誰もが恐れる騎士。そして八神司令に二つ名――歩くロストロギアがあるように、ルシルさんにも二つ名がある。それが軍神。単独で武装隊の大隊以上の戦力だからそう名付けられたってスゥちゃんから聞いた。
「というかベルカ式組はみんなまずいよ!」
ヴィヴィオが焦りを見せる。シグナム姐さんもヴィータ師匠もとんでもなく強いし、シャルさんも管理局で一部隊を統括する部隊長で、聖王教会でも最強の剣騎士と謳われるお人だ。それに管理局に所属する騎士たちの中で陸戦・空戦・総合問わずにSSSランクを誇る、神層騎士って謳われてる1人、剣神でもある。実際に戦ってる姿は見たことないけど、八神司令たちが口を揃えて強いっていうんだから、その実力は確か。
「ヴィヴィオ達は、シャルさんの戦いを見たことあるか・・・?」
「うん、あるよ」「はい、あります」
「どうだった? 私とトーマ、シャル
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