装填3遺跡調査
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!あ、あたしはスレンダーなの!これはスレンダーっていうの!」
どっからどう見ても小学生だろ。
と言いかけたが言ったら風穴なのでやめた。
「あっちの席にしようぜ」
女子大生が座る席から離れた席を指していった。
アリアは後ろについてきた。なんだか怒ってるような、何かを言いたいようなそんな顔をしている。
空いてた席に座るとアリアの奴も隣に座った。
注文のハンバーグ定食&ドリンクにコーラ(アリアは桃まん丼&コーラ)を食べながらアリアに言っておいた。
「アリアここの学食では離れていた方がいいぞ?」
「はんへよ」
「辺りを見りゃわかるだろ」
俺は飲みさしのコーラを置いて、視線で周囲を指す。
この学食は学生が多いだけあって平日の午後なのに周りはカップルばかりだ。
ちゃんと勉強してるのか東大生さんよ。
「あ……」
向かいに座っているカップルがくっついたのを見て、アリアはももまんをくわえたまま一瞬硬直した。
俺とカップルを何度も見て真っ赤になった。
コイツ、赤面癖があるみたいだな。
「……う。う!」
ウブなんだな。
「ほらな。もう帰った方がいいぞアリア。
こんな所を2人で歩いたら、またキンジとアリアはつきあってるとか言われちまうだろ。俺は目立ちたくないんだ。お前だって好きな男とかいたら誤解されちまうぞ」
「す、好きな男なんて!」
アニメ声を裏返した。
「い、い、いないっ!あたしは、れ、恋愛なんて___そんな時間のムダ、どうでもいい!ホンっトに、どうでもいい!」
過剰反応し過ぎだ。
アリアの弱点発見だな。
「でも、友達とかにへんな誤解されたくないだろ」
「友達なんて……いないし、いらない。言いたい奴には言わせればいいのよ。他人の言うことなんてどうでもいい」
じゅるるるる。
そう言ってコーラを飲みだした。
「他人なんてどうでもいい、ってのにはまあ賛成だがな。一言、言いたいことがある」
「なによ。けぷ」
「それは俺のコーラだ」
アリアはコーラを吹き出した。
「このヘンタイ!」
いきなりなぐって椅子から吹っ飛ばしやがった。
痛えな。この馬鹿力やろう。
「理不尽だろ??」
「うっさい。コーラあたしの分まで零しちゃたじゃない!
買ってきなさい!今すぐ」
理不尽すぎだろ。
「そういや売店で桃まんコーラとかも売ってたな……」
そう言うとアリアは……。
「桃まん??」
桃まんという文字に目を輝かしていた。
桃まん…マジ恐ろしい奴……。
その後。
なんとか研究室を見つけ出し中に入ると白衣を着た青年が俺達の姿に気づいて声をかけてきた。
研究室の中には大量の埴輪や土器、土偶などが乱雑に置かれていた。
中には割れたり欠けたりした物もあり、足を
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