装填3遺跡調査
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吊り上げた。
「もっぺん『ついてくんな』って言ったら風穴」
少し言い過ぎたかと思ったがアリアが普段通りに振舞っていたので俺は気にするのをやめた。
仕方なくアリアを引き連れたままモノレールで浜松町まで移動した。
東大の門の前に着くと______
「大きな門ね。ここが日本の最高学府『東京大学』なのね!
で、遺跡調査っていうけど、あんたどういう推理で探すのよ」
アリアが聞いてきた。
「別に。研究者や教授の指示に従うだけだ。まずは研究室に向かう。光なら現場に着いたらありそうな場所にすぐに向かうけどな。ていうか……お前こそ何か案でも出せ。俺に聞くぐらいなら、何かあるんだろ」
そうアリアに聞き返すとアリアは首を横に降った。
「ないわ。推理はニガテよ。一番の特徴が、遺伝しなかったのよねえ」
つまらなそうに言うアリアは、形のいいおでこの下から俺を上目遣いに見た。
「ていうか、おなかすいた」
「さっき昼休みだったろ。メシは食わなかったのかよ」
「(桃まん)食べたけどへったのっ」
燃費の悪い奴だな。というかこいつが食ってるのもしかして全食桃まんじゃねえか?
そんな疑問を持った俺はアリアに聞いてみた。
「お前、普段何を食べてんだよ?」
「もちろん桃まんよ!」
だ、駄目だコイツ。早くなんとかしないと。
桃まん中毒者の行く末はアリアみたいになるんだな。
ヤバイ、ヤバイぞ。桃まん。
桃まんに秘められた恐ろしき副作用に驚愕していると…
アリアが突然唐突に言ってきた。
「なんかおごって」
「いきなり足を引っ張るのかよ」
研究室にもついていないにもかかわらずもうアリア様は動けないようだ。
でも、まあ。今日は依頼を選ぶのに時間がかかったせいで俺も昼飯は抜いたしな。
しょうがねぇ…おごってやるか。
「学食でいいか?」
アリアにそう言っていた。
東大にはロブスターミソ煮定食とか東大饅頭とかがあるって本当だろうか?
……後で確認しよう。
学食に着き、アリアの分まで注文してアリアの元に向かうと。
何をしてんだ?
よく見るとアリアは近くの席に座る女子大生と自分の身体を交互に見ている。
近くの席に座る女子大生さんはかなり美人だ。
眼鏡をかけていて真面目そうな感じだ。
どことなく雰囲気的にカナに似ている。
……ぷっ。
アリアの奴、女子大生にあってアリアにない部分を凝視していやがる。
何度確認してもアリア、お前はひんにゅーだ。
ああいう体型に憧れてるんだな。
寄りも上がりもしない小学生体型のくせに。
「おい」
「___あ」
振り返ったアリアは俺が含み笑いをしていたのに気付いたらしい。
ぶわあああと真っ赤に顔を染めると両手をブンブン降った。
「___ち、ちがうの
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