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石榴の種
2部分:第二章
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対して語った。
「そなたは永遠にここにいるのだ」
「この世界に」
「そうだ、この世界にだ」
 こう話すのである。
「わしの妻としてだ」
「私は」
 彼女は今まで晴れやかな世界にいた。だがここは暗く冷たい場所だ。それでこの世界が気に入るかというと到底無理な話であった。

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