エピソード23 〜兄の呪縛〜
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何やら外が騒がしので、出て行ってみたらブルー寮の門の前で水浸しになって叫んでいる人が居た。
もしかしなくても、十代だよなぁ……。
「お!紫苑じゃん!なぁ、聞いてくれよー」
予想は見事的中し、つい昨日会い、デュエルをした遊城 十代だった。
「その前に状況説明しろよ。なんでお前が水浸しになって騒い出るんだよ。お前じゃなかったら警察呼んでいたぞ」
十代が水浸しになるまでの経緯を聞き、呆れる紫苑。
長いので要約すると……
昨日のデュエルで翔がパワーボンドを使わなかったのは、あいつの兄である丸藤 亮と何かあったと十代がない脳を使って推測する。
↓
だが、彼の事を全く知らない十代は「人を知るにはまずデュエルだ!」とデュエル脳全開の発想をし、丸藤 亮にデュエルを申し込むべく、決闘志願書を書く
↓
だが、クロノス教諭に見つかり「カルボナーラチーズ??ドロップアウトボーイが丸藤 亮とデュエルなんて1000年早いノーね!」と言われ、書類を破られる
↓
こうなったら、強行突破だ!
↓
ブルー生徒に門前払いをくらい、ついでに水を浴びせられる
↓
腹が立ったので文句を言っていた←※今ここ
「ちょっと待てよ??ところどころ、酷くねぇ??」
「事実だろ。それに強行突破してみろ、不法進入で一生デュエルできなくなるぞ。もうちょい考えろよ」
「酷え!………あ、そうだ紫苑。お前がカイザーに頼んでくれよ」
「ヤダ。帰れ」
デュエルの仲介とかめんどい。それにただでさえ、校長に睨まれているのだから、サイバー流と事を起こしたくない
「もう用はなさそうだな。じゃあ、帰るわ」
俺もやることあるんだよ!!昨日のデュエル分析やっててやりたい事できなかったしな
「え?お、おい!……。本当に帰ってったよ」
十代の呼びかけを無視し、さっさと自分の寮へと戻って行く紫苑。十代は紫苑が居なくなった事により諦めたのか、とぼとぼとレッド寮へと帰っていく。
ーーー数時間後
ぷるぷるぷる♪と紫苑のPDAに着信が入る。十代からだ
また、あいつか……。居留守を使ってもめげずにかけてきそうだな。
「……またお前かよ。いい加減、諦めろ」
〔いきなりそれは酷くねぇ??って、違う違う!今はそれどころじゃないんだ!〕
何が違うんだが……。電話越しだが十代の息切れが聴こえてくるのでデュエルの仲介ではなさそうだ。
〔翔が!翔が!〕
「とりあえず、落ち着け。翔がどうしたんだよ。」
〔翔が居なくなっちまったんだよ!!!〕
この世の終わりだ!みたいに電話越しで叫ぶ十代。煩くて、耳が痛いのでやめて頂きたい
「あっそう。だから、どうした?」
〔その反応はあんまりだろ
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