第05話 帝国改革
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Side リヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼン子爵
控え室には光輝とグリンメルスハウゼン子爵が待っていた。
そこへフリードリヒが戻って来る。
「「陛下、素晴らしい演説でした。」」
グリンメルスハウゼン子爵と光輝は、皇帝を褒め称えた。
「いやいや、全部、光輝の筋書き通りにいった。しかし地球教も良からぬ事を考えっておったのう。」
「はい、恐ろしい事です。しかし今は、総代主教も囚われの身です。影武者に、フェザーンを操って貰っています。」
「光輝も悪どいのう。」
皇帝も地球教の暗殺や陰謀を知っている。光輝が地球教の本部から持ち出した、コンピュータの光ディスクの内容を詳しく説明してあるのだ。
「この場合は、同じ穴の狢です。地球の古い格言で、同類を現しています。」
「そうですね、陛下も私くしも、光輝殿と同じ穴の狢です。」
Sideout
この後、帝国は改革を行っていく事になる。
まず最初に新規の徴兵制度が見直され、跡継ぎの徴兵は貴族も平民も免除された。既に徴兵されている者も、工務部隊に配属され、各星系の開発に従事して、職業訓練が成されていった。
各貴族は開発資金をフェザーンのエクリプス銀行から借り受けて、開発を行う事になる。エクリプス銀行は無金利を条件に、財政状況の把握と平民の税率低減を条件に加えた。
開発資金は現金で提供されない為、貴族は遊興費に使えないが、開発の結果、確実に税収アップとなった。
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