第94話 少年達が切り抜けた先は三人が待ち構えるようです
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例えるなら・・・抗いようの無い"天災"とか、"神"とでも呼ぶべき存在だと。
「そいつが真の黒幕・敵の親玉。奴等と愁磨は"造物主"、或いは"始まりの魔法使い"と
呼ばれていた。」
「敵の親玉……フェイト達が主と呼んでいたのが、こいつですか……。」
「安心しろ、もうこいつはいねぇ。」
そう言ってスクリーンを指差すと、父さん達がフェイト達を撃退して、愁磨さんと造物主の後を追って
宮殿の奥へ走って行ったところだった。そして戦っていたのは―――
『『『造物主でっかっ!!』』』
「って言うか愁磨さんパッと見悪者過ぎんぞ!!」
竜種並みに巨大化した造物主と、ラスボスのような竜鎧を装備した愁磨さんがありえない威力の技を
雨霰と打ち合っている所に父さん達が加勢し、最後は愁磨さんの魔法(?)の合体技で造物主を
倒し、その場に愁磨さんを残し、父さん達は世界を初期化させる魔法を停止させに行き、外に居た艦隊と
共に魔法を止め・・・世界を救った英雄となり、世界は平和を取り戻した。
「めでたしめでたし、って訳だ。」
「すげぇ………。」
「おっさん達マジ英雄じゃん!世界救ってるし!」
「つーか愁磨先生の影に隠れてっけどネギ君のお父さん強すぎでしょ!てかみんな!」
最後にハッピーエンドの文字が流れて映画が終わり、拍手喝采で幕を閉じた。
す、凄い戦いだった。・・・・・あれが、愁磨さんの本気なのか。ずっと戦いを見て来たけれど、
そのどれもが比較にならない程の魔法戦だった。・・・少なくとも、昔の父さん達くらい強くならなければ
フェイト達には対抗出来ないって事だ。
「「「っで!あの巨乳な方のお姫様とネギ君のお父さんはどうなったの!?」」」
「ひみつ〜〜♪」
「えぇぇえぇぇえ!そこ重要でしょう!?」
僕が真面目な思考をしている所で全く関係ないみんなは父さんとエルザさんの関係を気にしていた!
そりゃ僕も気になるよ!ぜんぜん知らなかった母さんかも知れないんだから・・・。
と考え込んでいるうちに、いつの間にかお開きになった場からみんなの姿は消え、僕とラカンさん、
千雨さんだけになっていた。その千雨さんは・・・なんだか意地の悪い顔をしていた。
「はっ、オッサンもんな顔でやっぱマジ勢かよ。ここまで来てざくっといろんな所省いたな。」
「流石は嬢ちゃん。……ま、実際色々と問題も残ってな。」
「……その問題の中の最大が、あいつらなんですね。」
「……………そうとも言えるが、そうでないとも言えるな。」
「え。」
僕が珍しく確信した確認に、ラカンさんは曖昧に答
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