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鎧虫戦記-バグレイダース-
第13話 中国は環境最悪で病気になるというのは偏見だ
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めた。
アスラは最初はあたふたしていたが、すぐに落ち着いて
マリーの頭を優しく撫でてあげた。
 
迅はその姿を、あの時のレイラと重ねていた。

「マリちゃんは足手まといなんかじゃないよ。
 実際、オレたちの中で一番アリ型を倒してたのはマリちゃんだしね。
 むしろ、一番良く頑張ってたとオレは思うよ」

マリーは泣きじゃくりながら訊いた。

「本当? 私‥‥‥‥みんなの足手まといじゃなかった?」

アスラはマリーの涙をバックから取り出したタオルで拭きながら言った。

「あぁ、初めての長期戦なのに大したもんだよ」
「わぁ‥‥‥嬉しいな。アスラに戦いでほめられた♪」

マリーは顔を真っ赤にして照れた。

迅はそれを暖かい目で見守っていた。
それと同時に考えていた。

『あの蹴りをかましていった奴は何者なんだ?
 見た感じオレたちより大きかったが‥‥‥‥一体‥‥‥‥』

考えても仕方がないので、迅はそのまま地面に倒れこんでしまった。
みんなも疲れていたためかそのまま眠りこんでしまった。



    **********



『‥‥‥‥あれ?オレって何で寝てるんだっけ?
 ‥‥‥‥確か、朝起きて修行してその次に‥‥‥‥‥‥ハッ!』 

「森の中で寝ちまったらヤバい!!」

オレは急いで体を起こした。
しかし、そこに森はなく、コンクリート製の壁があるだけだった。

「ここは‥‥‥‥どこだ?」

アスラはベットの上に寝ていた。
周りを見回すと、4人も他のベットで寝ていた。
ここは見た感じ、医務室のようだ。

「とりあえず‥‥外へ‥‥‥」

アスラは体を起こしたが、かなり重たく感じた。

「まるで身体が鉄になった見たいだ‥‥‥‥」

アスラは壁に沿って、部屋の入り口に向かった。

『"侵略虫"のアジト‥‥‥‥はないな。
 中国の村か?それとも‥‥‥‥‥』

考えることに夢中で前にあるものが見えていなかった。

  ボフッッ!

何か柔らかいものがアスラの顔に当たった。
それにはじかれて、アスラは後ろに倒れてしまった。

そこに立っていたのは、何と女の人だった。
しかも‥‥‥‥‥‥‥‥かなりデカい。 いろんなところが。
その女の人は小さい声でアスラに訊いた。

「大丈夫ですか?あまり無理をしない方がいいですよ」

彼女はオレの身体をゆっくり持ち上げて、立たせてくれた。

「あぁ、ありがとう。えーーっと‥‥‥‥‥‥ここは一体どこなんだ?」

彼女は小さな声で答えた。

「ここはですね、山の中にある小さな村です。
 森の中で倒れているあなた達を見つけたので、ここまで運んだんです」

それを聞いたアスラは小さい声で言
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